占いは「当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦」と言われます。
「占いというものは当たるときもあれば当たらないときもあるもの
だ。その程度に考えていた方が良い」という意味です。
この八卦とは、古代中国で考案された易の中で、自然界の現象
を八つの象に分解したものです。八つの象にはそれぞれ図形と
意味が与えられています。日本で易占(えきせん)を八卦と呼ぶ
のはこれから来ています。
易占では、八卦を二本ずつ組み合わせた六十四卦を用いて
運勢を見ます。筮竹(ぜいちく)と呼ばれる竹ひごのような五十本
の棒を用い、手に取った筮竹を操作して、その数から卦を判断し
吉凶を判断するのです。