さあ、一人旅4日目も夕方に差し掛かり、旅の終わりが近づいてきました
次は、この旅最後の必須チェックポイントに設定していた場所へと向かいます。
15:45にうらかわ優駿ビレッジアエルを出発し、R236で南下。太平洋岸へと再び出て、そこからはR336で襟裳岬方面へと進むこと15分で到着する場所。
16時ちょうどにたどり着いた、旅の最後の目的地にふさわしいその場所はと言いますと、、、、、
日高本線 様似(さまに)駅
ご存じの通り2021年4月1日で廃線になった部分の駅のひとつ。
廃止にはなったけど、長年日高本線の終着駅として活躍してきた様似駅にもう一度訪れておきたくて、終着駅を旅の終着地点として設定し、ここめがけて色々な場所に立ち寄りながら、4日かけてようやく無事たどり着くことができました\(^O^)/
時間があったらここからもう少し南下して襟裳岬まで行ってもいいかなとも思っていたのですが、行ったとしてもこの時間からなら真っ暗なだけになってしまいそうだったのでやめて、当初の予定通り様似駅をこの旅最遠到達地点と決定
『JR様似駅』って表示は残っていましたが、その下には廃線になった日高本線への感謝の垂れ幕。感慨深い気持ちで見ていました。
駅舎の内部は、ハロウィンが近い時期ってこともありハロウィン仕様に飾りつけされていました。現在は観光案内所として使われています。
駅舎がきれいに残されていたのでホームにもいけるかなと思ったのですが、ご覧の通り立入禁止・・・
留萌本線増毛駅は、誰でも入っていけるようになっていたんですが、様似駅は残念><
ということで、
柵から体だけだしてホームの様子を撮影( ̄∀ ̄*)☆
こうやって撮影していると、駅の反対側に行けそうだったので行ってみることにしました。
駅の向かい側には、大きな保健福祉センターがあって、線路沿いは駐車場。
なので、開けたところから駅全体を見渡せるようになっていました。
こちらから見ても、まだまだきれいな状態で使われています。
家もそうですが、使われなくなったり住まなくなるとすぐに傷み出してきますが、使われている方がしっかりとしていますよね
こちらは、日高本線の終着地点の車止め。
線路も車止めも、けっこうきれいな状態で残されています。
アエルに行く途中に立ち寄った線路と踏切跡の場所もそうでしたが、ここも駅舎も線路もまだまだ現役でかつ列車も走れそうな感じたっぷりなんですが、ここにやってくる列車、ここから出発していく列車はもうありません
以前は、ここから苫小牧までつながっていたんですよねぇ。
来ない列車を待っている錆びた車止めも、何か淋し気に見えます
悲しい限りですが、これが現実なんですよね。。。。。
その気持ちを見透かしたかのように、駅名標は取り外され枠だけが残っている。。。
これまた増毛駅は駅名標も残されたままだったので、駅によって扱いが全然違います。
再び駅前へと戻ってきました。列車は来なくなりましたがバスはまだまだ健在で、かわいい建屋のバスステーションが建っています。
襟裳岬方面にはもともとバスでしか行けないので、これまで以上にバスの重要性が増してきています。
これが駅前通り。バス停付近もそうでしたが、全く人の気配がなくてひっそりとしています。
曇り空の夕暮れ時って環境も、よりひっそり感を増す要因となっていました。
日高本線が正式に廃線となったのは2021年ですが、2015年からずっと運休状態だったので、駅前も廃れていく一方だったんでしょう。
やはり鉄路が途絶えると活気がなくなっていくのは目に見えてるので、何とか鉄路を維持してほしいのですが・・・・・
ほんまに難しい問題ですm(_ _)m
自分の今回の旅もここでほぼ終わりだったので、この雰囲気の様似駅前でめっちゃしんみりとした気分でしばし佇んでいましたが、日高本線の終着駅の今の雰囲気がわかったし、ここを最後の目的地に設定していてよかったと思います
そんなわけで、これにて様似駅とはお別れして、この後は苫小牧のフェリーターミナルに向けて日高地方の太平洋岸を戻っていくだけ。
とはいっても、単に戻っていくだけではなく、寄れそうならもう2か所行きたいなぁと思っていたところを頭に入れて、16:25に様似駅を出発しました。
出発してR336へと出て走っているとすぐ位のところで、この辺りでは珍しいセルフのガソリンスタンドを発見
苫小牧までは十分行ける残量だったのですが、明日フェリーを降りて敦賀から自宅まではもたない残量だったので、その分だけでも北海道に居てる間にもう一回給油しときたいなと考えていて、値段も163円でまあ許せるお値段だったので2,000円分だけ給油
給油して再び車を走らせたのですが、そこから5分くらいで着く場所に寄り道^^
エンルム岬という場所。
元々は独立した島で、砂洲がのびて陸地とつながった陸繋島。
特にすごいところってわけでもないのですが、天気良かったらきれいな夕日見れるかな思って頭に入れていました。
で、曇っていたんですけど先を急ぐわけでもないし、行ったこともなかったので立ち寄ってみましたw
結果は、ご覧のと通りのどんより曇り空
遠くにポツンぽつんぽつんと様似漁港に明かりがつき始めていた景色が広がっていました
立ち寄ったけど景色だけ撮ってさら~~と出発。
時刻は16:50。この後はどんどんと暗くなる一方で、R336⇒R235と海沿いのきれいな景色は見ることができませんでしたm(_ _)m
さて、この後なんですが、一番最後の目標にした場所が『 門別競馬場 』
R235を進んでいって、ししゃもの町むかわ町の手前辺りにある地方競馬場。
ちょうどまだナイター競馬をやっている時期で、この日もやっていることはわかっていたので、時間間に合えば行こうと思っていたんです。
予定では十分間に合う時間にエンルム岬を出発できたので、旅の締めで立ち寄って、競馬場の食堂で美味しいものを食べながら競馬を楽しんで気分よくフェリーに乗れそうやという気分で車を運転していました。
てか、私には珍しく、先に目的地を発表しちゃったと思っている方もいるのでは
勘の良い人はお気づきかもですが・・・・・
そう、実は門別競馬場には行けなかったんです( ̄□ ̄;)!!
正確に言うと、たどり着けたけど中に入らなかったってのが正解です。
前述通り、暗くなったR235を気持ちよく車を走らせていたんですが、途中で急に交通量が多くなってきて、どっかで事故でもあったんかんあぁと思いながらちょろちょろ走っていると、目の前に外食チェーン店とかが立ち並ぶ光景が
ほとんど見ないナビの地図を見てみると、旧静内駅の付近。
この辺りってけっこう栄えている場所なんですね
全然想定していなかったのでかなりビックリだったんですが(静内付近にお住まいの方ごめんなさいm(_ _)m)、こんなにぎやかな場所があるのであれば、是非日高本線残しといてほしかったなぁという気持ちで通り過ぎていました。
このことは門別競馬場に行けなかったこととは全く関係ないのですが、ここからが重要。
そんな感じで運転していて、静内駅付近の明るく栄えていた場所から離れてまた暗くなった場所へと差し掛かった途端に、なんと雨
いや普通の雨じゃなく、ゲリラ豪雨(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
ぽつぽつと降り出したのではなくいきなりドバ~~っときたので、ゲリラ豪雨地帯に私から突入していったってことかと。
全く想定していなかったので、これまたかなりビックリでした。
ほんまにすごかったので、久しぶりのマックススピードのワイパー使用^^;
それでも厳しくなってきたので、ちょっと開けた場所で車を止めて一休み。
その間にスマホで雨雲レーダーを調べたら、ちょうど静内の辺りから苫小牧の南ぐらいの海沿いにだけ強めの雨雲がかかっているではありませんか
今から向かう場所ですや~~んしかも、雨雲がなくなる予想が21時くらい。
多少の雨ならまだしも、これだけえげつない雨なら競馬なんてしてられへんなぁ・・・と。
てか、車から出るのも厳しい状態。
それでも、とりあえず方向は帰る方面なので車は進めていかないとと、腹をくくって運転再開。
雨は一向に止む気配すらなく降り続き、18:40に門別競馬場付近に到着。。。
すごい勢いで雨が降り続いていました
ひとまず、競馬場手前に見つけたセイコーマートに車を止めて待機。
ピーク時よりは少しマシにはなっては来ていましたが、まだ外に出るのも億劫なほどには降っていて、こんな状態で競馬そのものができてるんかなと心配になってくるほど。
19時になるまで待っていたんですが雨は収まらず、雨雲レーダーでもやむ時刻が相変わらず21時前後。
で、先ほど見た時と若干違うのは、今から向かうもう少し北の方向の雨雲は20時くらいになくなりそうな予報に。
これ以上ここで待っていても、雨やんでもゆっくり競馬する時間もなくなってきたし、これはきっぱりと諦めて早めにフェリーターミナルへ向かおうと気持ちを切り替えて、門別競馬場を諦めることにしたという訳なんですm(_ _)m
ここまで天気にも非常に恵まれ順調以上に順調に進んでいた旅でしたが、最後にどんでん返しが待ち受けてるとは思いもよらず
結局一歩も外に出ることなく、待機していたセイコーマートを19:10に出発し、明かりが煌々と照らされている門別競馬場を横目に、豪雨のR235をまた進んでいきました。
まあ、旅にはトラブルや想定外の出来事はつきもので、それがないと旅の醍醐味がないってものです(゚ー゚)(。_。)ウンウン
あまりにも調子よく進みすぎていたので、ネタにもなって良かったと前向きに考えておきます
そして、出発して約10分後にはむかわ町まで到着。
ところで、門別競馬場を諦めて呆然となりながらここまで運転してきましたが、何かもうひとつ忘れていることがありますよね
・・・・・北海道最後の夕食です
上でも書きましたが、本来は門別競馬場内で何か食べようと思っていたので今からもう一回食べる場所を探す気力も全くなく、結局コンビニでパンやおにぎりを買うことに
というわけで、3日目4日目連続で予定していた夕食にありつけないということになっちゃいました
午前中には本物のししゃもを満喫していたむかわ町。暗さと雨とですっかり雰囲気も変わってしまった中、むかわ町内にあったセイコーマートにも立ち寄って、夕食のパンおにぎりとフェリー内での食べ物や飲み物を調達。
むかわ町に着いた時には雨も普通の降り方になっていて、買い物終わって外に出てきたときには雨やんでました
念のために雨雲レーダーを確認すると、これから向かう苫小牧方面は雨雲がなく、鵡川町より南の地方にはまだ雨雲がかかっていて雨も降り続いている感じだったので、門別競馬場を諦めた選択は正しかったなぁと、自賛して納得させていました^^
そんな雨の上がったむかわ町から、フェリーターミナルまでは15分ぐらい。苫小牧東港なので、苫小牧市街地まではいかずに、浜厚真駅からほど近い場所にあるので、むかわ町からは意外と近い場所にあります。
ようやくゴールができるなぁと思いながら走っていると・・・・・
真っ暗闇の中にぽつんと明かりがついてる場所があったので近づいてみると、フェリーターミナルの最寄り駅、浜厚真(はまあつま)駅でした
国道からは少しそれた場所にあり、駅以外は何もなく近寄りがたい雰囲気を醸し出していましたが、せっかくなので最後の寄り道場所として行ってみました。
雨は完全にあがっていたので、車を駅前に止めて外に出てみると、ずっと鹿の鳴き声が不気味に響き渡っていて、3日目の夜に行った小幌駅よりも怖さが大きかったような気がします。
実際2020年の列車での旅でも、この日高本線に乗った時には沿線にも線路上にもシカの姿いっぱいみかけていましたからねぇ。。。。
シカがどっからか現れるのではとの心配をしながらも、とりあえず電気がついてた駅舎の中へ。
中にに入って時刻表を見ると、約10分後の20:05に苫小牧行きの列車が来るとわかったので、そのまま駅舎の中で待つことに。
そして定刻になると、、、、
やってまいりました、ラッピングされたキハ40
暗さであまりちゃんと写せてなくてすいませんm(_ _)m
先日、キハ40が引退するってニュースが駆け巡りかなりのショック
ですので、結果的にこれが私にとってのキハ40見納めになってしまいましたm(_ _)m
やはり北海道の大地には、キハ40系気動車が走る姿が一番似合ってるので、どこかで残しといてほしかったんですけどねぇ・・・・
そんなことになるとはこの当時は全く思ってもいなくて、数名の乗客を乗せたキハ40が出発していくのを見送って、私も鹿の出てこなかった浜厚真駅を後にしました。
そしてそして、20:15ついに・・・・・・・
新日本海フェリー苫小牧東港フェリーターミナルに到着\(^O^)/
道の駅真狩フラワーセンターから始まった4日目の走行距離586.3km、大阪からの4日間で走った総走行距離は2,181.0km。
旅も一区切りがつきましたm(_ _)m