婚約者のシェリダンがレバノンでテロリストグループの捕虜となり、実はCIAのスパイだった・・・というところまではアシュレイ・ジャド、モーガン・フリーマンの「ハイ・クライムズ」という映画を思い出しましたが、その後はかなり違います。主人公のジャネットが単身ベイルートに乗り込もうとする辺りからややおかしくなってきます。冒険あり、ロマンスありなんですが、だんだんこの女性にうんざりしてきます。最後も何かすっきりとしないですね。
裏切り (新潮文庫)/B. フリーマントル
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癌で夫を亡くし、暗い日々を送っていたジャネットは、あるパーティーで魅力的な男性シェリダンと出会う。二人はやがて、結婚の約束を交わすまでの仲に。が、幸福の絶頂で事件は起きた。シェリダンがレバノンでテロリストに誘拐されたのだ。しかも、彼の正体はCIAのスパイ。人質解放交渉は遅々として進まず、CIAの対応に業を煮やしたジャネットは、単身、中東へ飛んだが…。