今月の課題は、健康になるための方法 | 書道教室 墨屋好文堂

書道教室 墨屋好文堂

書道教室の書道教室による書道教室のための健康ブログ

更新が遅れてしまいました。

今月の課題は、「西洋医学の父」、ヒポクラテスの言葉でした。

 

古代ギリシャでは、病気に対して呪術を用いるといった、魔術的な儀式で患者の治療をしていましたが、ヒポクラテスはそれを否定し、科学的な治療法を確立し発展させました。ハーブや野菜が体に良い影響を与えることを最初に指摘した人物でもあります。

今回の課題文にもたびたび出てきますが、「食事で治せない病気はない」というほど、健康な体を作るには食べ物がもっとも重要だといいます。

 

「You are what you eat.」(あなたは食べたものでできている)

 

短いけれど全てを語ってくれるこの諺を、常に頭に入れておくことも大事ですね。

 

 

 

 

 

 

 

ギュウギュウ詰めの小屋で、農薬や遺伝子組み換えされたエサを与えられて育った家畜の食肉、卵、牛乳、ソーセージなどは、生産性、効率を高めることで量産化し、消費者のニーズに答えてきたわけですが、添加物だとか農薬だとか、人間の体に害を及ぼすものは、人間が唯物主義の価値観を捨てない限り、この世から無くなることはないといわれています。ということは、病気も無くならないということです。

 

 

 

僧堂で修行をされている雲水さんの食事は、肉や魚などの動物性の食品を排除した精進料理です。

仏教の五戒の不殺生に反するため、支援者の方からいただいた食料品に関しても、パック入りの野菜の煮物や昆布の佃煮などは、原材料を確認してカツオやジャコの出汁が入っていないか、コロッケに肉が入っていないか、細かく点検するそうです。加えて、ニンニクやラッキョウなどの精のつくものも修行の妨げになるので食べません。

 

そんな雲水の献立は、

 

朝・・・お粥(麦入り)、梅干し、たくあん

昼・・・ご飯(麦入り)、みそ汁、たまに頂き物の野菜

晩・・・朝昼の残りもの

 

基本1日2食ですが、托鉢に出た際に、肉や魚料理を出されたときは、全部残さず食べるのが禅の心得なので、その時だけは頂きます。

雲水の修行は過酷なもので体力もかなり使うのですが、こんなので栄養が足りてるの?ってくらい質素な食事を続けていても、大病をする人は一人もいないそうです。

 

大人気の料理研究家 土井義晴先生も粗食でよいと仰っています。

 

 

 

栄養学という学問があって、そこでは様々な品数と数字のデータを並べて、これだけ食べなければ病気になりますよと警告されるのですが、栄養学はまだ歴史が浅く発展途上なので、実は人間に必要な栄養素はまたはっきりと分かっていません。栄養士が、エビデンスがあるから、といったデータも鵜呑みにしないほうがいいように思いますし、これも食品ロスの種といえます。

そういえば、数年前まで玄米はそのまま炊くと毒があるので、2~3日浸水させて発芽玄米にしてからのほうが良いという情報がありましたが、ウソだったようで、実際は良い成分が抜けてしまうらしいです。

めちゃくちゃ発芽させてたのに、、、、鵜呑みをするとこうなりますという良い例ですね。

 

 

ブログに書いていることも全部信じてはいけませんよ。

 

 

さて、テレビではいつも誰かが何かを食べている映像が流れていますが、もうそろそろ飽食の時代に見切りをつけ、物質主義的価値観を断捨離していった方がいいのかもしれません。サステナブルを意識することで、食品ロス問題を解決するサービスが生まれたことは喜ばしいことのように思えますが、元凶は私たち消費者が求め続けるからであり、物質主義的価値観を捨てない限り根本は何も変わらないようです。


 

 

 

 

 

ヒポクラテス式スープというのがあったので作ってみました。

 

ジャガイモ

セロリ

玉ねぎ

トマト

ニンニク

パセリ

 

野菜を煮てブレンダーにかけるだけ

あとはお好みでオリーブオイルかけるなど

悪いところを癒してくれそうなやさしいスープ