久々に「お坊さんの着物・持ち物」について、その4です。(その1、その2 その3)
今回紹介するのは2つ。
時代劇でもたま~に見るアイテムです。
手甲(てっこう)。
手から腕にかけて覆うものです。
左側が手の甲を覆う部分で、右側の広い部分は腕に巻きつけます。
とても薄い布製ですので、パンチ力が上がったり、腕の守備力アップには繋がりません。
脚絆(きゃはん)。
こちらはすねの部分に巻き付けるものです。
すねへの攻撃に対する防御力アップ・・・するほどの厚みはありません。
どちらも上山(修行に入るとき)・下山(修行を終えて帰るとき)、托鉢するときくらいしか使うことのない装備品です。
防寒や日焼け止め、あるいは足の疲れを和らげる目的で装着するようなのですが、
効果のほどは不明です。