お坊さんの着物・持ち物 その3 | 修行僧の涙目な日々

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修行僧時代を振り返ってみるブログ。

今回は久々に「お坊さんの着物・持ち物」についてです。(その1その2

 

まず、着物の色衣(しきえ)

これは修行僧が普段の生活で着る着物です。

紺色、灰色、茶色といった汚れの目立ちにくい色をしています。

この色衣の上に黒い直綴&絡子をするのが修行僧の基本的なスタイルなのです。

ちなみに、寝るときはこの着物で寝ます。いわば、修行僧のパジャマも兼ねているわけです。

 

次に足袋(たび)。

 

和装をするときに良く使うものですね。

お坊さんも足袋はよく使います。

外で法要を行うとき、お葬式や法事をするときには必須のアイテムとなっています。

 

最後、襪子(べっす)

簡単に言えば、足袋の先が割れていないバージョンです。

主に、屋内の法要で使われます。

可睡斎の修行僧的には、ご祈祷のときに使うものという認識。

外の法要よりもご祈祷の件数の方がはるかに多いため、可睡斎では足袋より使用頻度高いです。