今回は久々に「お坊さんの着物・持ち物」についてです。(その1、その2)
まず、着物の色衣(しきえ)。
これは修行僧が普段の生活で着る着物です。
紺色、灰色、茶色といった汚れの目立ちにくい色をしています。
この色衣の上に黒い直綴&絡子をするのが修行僧の基本的なスタイルなのです。
ちなみに、寝るときはこの着物で寝ます。いわば、修行僧のパジャマも兼ねているわけです。
次に足袋(たび)。
和装をするときに良く使うものですね。
お坊さんも足袋はよく使います。
外で法要を行うとき、お葬式や法事をするときには必須のアイテムとなっています。
最後、襪子(べっす)。
簡単に言えば、足袋の先が割れていないバージョンです。
主に、屋内の法要で使われます。
可睡斎の修行僧的には、ご祈祷のときに使うものという認識。
外の法要よりもご祈祷の件数の方がはるかに多いため、可睡斎では足袋より使用頻度高いです。