今回は、
「1年365日、基本的に無休で修行を頑張っている修行僧なわけですが、給料は出ているのか?」
について。
最初にぶっちゃけますと、「給料」はありません。(泣)
修行僧は労働者ではないので、労働基準法も無関係・・・。
今の時代、人権的にまずそうな感じはありますが、修行だから仕方ないということになっております。
ですが、お盆やお彼岸等で外出・外食をする必要があるとき、全くお金がないと大変です。
その場で托鉢、あるいは皿洗いをしなければならない事態に陥りかねません。
そんなときの為に、救済措置が取られています。
袈裟や衣、応量器などの修復代という名目で、毎月少額のお金が支払われているのです。
金額は、修行年数や役職によって差があります。
また、修行寺によっても大きく異なります。(例えば、永平寺は無いも同然ですが、可睡斎は比較的多め。)
これに加えて、葬儀やお盆・お彼岸の棚経に出ると、ちょこっと上乗せアリ。
こうして手にしたお金で、ラーメンタイム・おやつタイムが生まれるわけです。