長径29,8× 短径22,2㎝ 高さ6㎝
1760~90年代
市松模様の派手な敷物に立つ二人の南蛮人。
巻き毛に先の尖ったブーツを履いています。
顔はあまり西洋人的ではありませんね。
どうやら、実際に外国人を見なかった日本人たちは
情報を頼りに
西洋人と、朝鮮からやってきた人たちを
ミックスして表していたようなんです。
対岸の突端には、
中国風俗の文人が平らな岩に腰かけています。
ちょっと体育座りに見えますよね。
南蛮人の服も文人さんの衣も金色です。
異国の衣装は煌びやかに思えたのかもしれません。
黄緑色の雲に仕切られた中景や遠景の山々は
鮮やかなブルーや黄色で描かれ
なんとも不思議な画面です。
オーバル形の器形も大皿では珍しい。
縁をぐるっと取り巻くように
眼を見開き、口を開けたひょうきんな龍が赤絵で描かれ
異国情緒のちぐはぐな画面を
より内容盛りだくさんににぎわしています。
箱無し
¥60,000
消費税・送料別