色絵花卉麒麟文皿 | 骨董水妖◇美術品は美術館で見るよりおうちで使う方がずっと楽しい!◇

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江戸時代の古伊万里、超絶技巧の時代蒔絵の重箱、美術館で見た有名な絵師の絵画など、ハイクラスの古美術品が、とってもリーズナブルに買えるお店です。

 

 

明治時代

径22cm 高さ3.7cm

 

 

とても素敵なお皿を見つけました。

 

 

梅でしょうか?

鶴が羽を大きく広げるように、左右に長く枝を伸ばした花木が描かれています。

 

 

 

 

 

左の枝の一本は、尾形光琳の梅みたいに

下から上へ向かってポキッと折れています。素敵!

 

のびのびと描かれた枝ですが、咲いている花は僅かに3輪。

3つともピンク色です。

 

朱・染付(青)・金色の三色を使って、蕾が枝にスズナリです。

 

太湖石を描いた染付の美しいブルーも

麒麟を囲った輪線に沿って延び、ほとんど円を描いています。


なんて素敵なデザイン!

お皿のアールを存分に生かした素晴らしい絵です。

 

 

 

 

 

樹の根元には太湖石を伴った菊花。

脇にススキや葉っぱをたくさん従え、金彩を多用して豪華です。

  

 

 

 

梅樹の向かい側には、可愛い鳥のつがい。

空には金雲がたなびきます。

 

空いた画面にも金が載せられています。

 

まるで、屏風に描かれた絵画のようです。

 

 そうか!

これは、屏風に描かれるべき絵を、丸い器に描きこんだ図柄なんです!。


 

 

 

見込み(真ん中)は麒麟。

周りの豪華さと対照的に、薄い瑠璃で軽快に描かれています。

 

空を駆ける霊獣にふさわしい軽やかさです。



このお皿は、直径が22cmあって、普通の7寸皿よりも大きいんです。

とてもお使いになりやすいサイズです。

 

 

 

 

 

深さはこんな感じです。

高台の高さは7mm。

 

明治のお品の中では大変に出来が良く、手取りが軽いです。

 

 

 

 

裏の側面には、宝珠と霊芝が染付で描かれています。

 

 

 

 

 

 

京都の人ならみんな知ってる、《SIZUYA》の《カルネ》。

フランスパン生地にハムと玉ねぎが挟んであって、おいしいんです。

 

 

 

 

 

ベリーのパイ♪

綺麗な色がお皿に映えます。

 

 

 

 

コンビニの蒸し鶏もちょっとおしゃれなランチに。

 

 

 

 

ね?

 

伸びやかに描かれた美しい樹が

お料理を包み込むようで、なんとも素敵です。

 

 

こんな柄のお皿はめったにありません。

 

 

「江戸時代のお品でなければ、古伊万里とは呼ばない」

とおっしゃる方もいらっしゃいますが

 

ご維新から150年。

明治時代でも、ゆうに100年は経っています。

 

 

私は古伊万里と呼んでいいと思います。

 

 

 

《お買い上げありがとうございます》

 

 

骨董水妖

京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4 杉山ビル3F

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