縄手通りの時代絵巻 | 骨董水妖◇美術品は美術館で見るよりおうちで使う方がずっと楽しい!◇

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江戸時代の古伊万里、超絶技巧の時代蒔絵の重箱、美術館で見た有名な絵師の絵画など、ハイクラスの古美術品が、とってもリーズナブルに買えるお店です。

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お店のすぐそばの縄手通りは


祇園祭の山鉾巡行のある7月17日の夕方6時半頃から
時代衣裳に身を包んだ行列が通ります。

(京都の人は、地図上は大和大路と表記されるこの道を縄手と呼ぶんです。)




今年の7月17日は、6時頃から雨が降り始め
あっと言う間にドシャ降りになりました。


行列の方たち大変だな、と思っていたら




20分ほどでほとんど止みました。

よかった!
行列の始まるギリギリの時間です。



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ずぶ濡れになった子ども達が、コンビニに走って行きます。


見えますか?
一人だけ写真に撮れました。

画像の右側の白線のところ
上半身裸ん坊で、白いパッチに白い地下足袋を履いた、ちっちゃな姿。



ものすご〜〜く可愛いかったです。




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太鼓の音がドン  ドン》と聴こえると行列がやって来ます。



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裃姿の町衆。
着馴れていらして裃姿がキマっています。
さすがは都の住人!


着物姿が板に着くのは
女性より男性の方が、数段難しいでしょう。


草履だって、慣れないとこんなに長く歩くのは大変なんじゃないかな。




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白馬に乗っているのは、お稚児さんでしょうか。



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次は神職さんかな?



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行列の最後もまた裃姿の町衆。

颯爽と歩く姿が本当にカッコいい!



一つ目の行列はこれでおしまいです。






しばらくすると
また太鼓がドン  ドン》と鳴って

次の行列が来ますよ〜。




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まず提灯を掲げた若い衆。

続いて現れた馬上の方は神職さんでしょうか。
一見して、とても上質の梨地の蒔絵が施された鎧(あぶみ)でした。
江戸時代のお品のようです。


鉾を飾る段通にも、重要文化財のお品がある位ですから

こういった行列のお調度も、歴史的な美術品をお使いなのかもしれませんね。


熱気の中にも厳かな雰囲気が満ちているのは
そのせいもあるでしょうね。





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そのあとには
縄を手に、横一列に並んだ男の子たちを頭に



男衆に囲まれて、御神輿がやって来ます。




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段々近づいて来ます!


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列を乱さぬように檄(ゲキ)が飛びます。


迫力です!

写真など撮ったらぶっ飛ばされそうな、真剣な生々しい表情。



う〜、 カッコいい!!




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御神輿を担いでワッショイワッショイするのではなく
神妙に運んで行く感じです。



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パッチ(股引)は履かずにフンドシ(褌)の方も!

男気を感じます。




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御神輿の後ろに、車に乗った輿が続きます。
高貴な方がお乗りになっていらっしゃるのでしょう。




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行列の最後は、また裃姿の町衆。
粋なお姐さんの姿も見えますね。






行列を少しでも楽しんでいただけましたか?



こんな行列の時も、京都は

「何時から何時までは、車両通行止め」にならないんですよ。

行列が通過する間だけ、お巡りさんが立って通行止めになるんです。
行列の切れ間には、通りを車が横切ります。




長い歴史で培われた、都の秩序を感じました。





この後、7時半過ぎに縄手からお店のある古門前通に御神輿がやって来るんです。



⬇︎ 結構大きな音です。再生の時、驚かないでくださいね。







骨董水妖
京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4 杉山ビル3F
phone/  075-541-5128
不定休