ヴァイオリン&ヴィオラ教室@大岡山 こつぶ音楽院

ヴァイオリン&ヴィオラ教室@大岡山 こつぶ音楽院

東急大井町線・目黒線の大岡山にあるちいさなヴァイオリン教室のブログです。

こんにちは。こつぶ音楽院です。

3月25日はバルトーク(Bartók Béla Viktor János、1881年-1945年)
の誕生日です。

バルトークは、ハンガリー生まれの
作曲家・ピアニストで、


主に東欧の
民俗音楽の収集と研究を重ね、
作品の素材に活かした事でも
知られています。

 

民俗音楽の収集は、

コダーイらとともに

実際に現地まで足を運んで行い、

 

アルジェリアまで行ったことも

あるそうです。

バルトークは

多くのピアノ作品の他、
管弦楽作品に至るまで
数多くの優れた作品を遺していますが、

ヴァイオリン曲も、
協奏曲や、ソナタなど
数々の作品があり、

「無伴奏ヴァイオリンソナタ」は
無伴奏ソナタの作品の中でも
重要な作品のひとつです。

バルトークは、
晩年にアメリカ合衆国へ移住し、
その地で生涯を終えましたが、

それは2度の世界大戦に
翻弄される中での
苦渋の決断でもありました。

苦難の中にありながら、
研究と創造を貫いた
バルトークの作品は

時代を越えて
音楽への探求を
今なお語り続けています。

 

ヴァイオリンとヴィオラの音楽教室
こつぶ音楽院

 

 

こんにちは。こつぶ音楽院です。

今年は桜の開花が早く、
こつぶ音楽院の周囲でも
桜が咲き始めています。

先日は
近所で鶯の鳴き声も聴こえました。

心なしか、
さえずりもまだ
心もとないようで、

「ホー」と鳴いたあとの、
「ホケキョ」の部分を
まるで練習するかのように
何度も一生懸命さえずる声に

思わず微笑みながら
足を止めて聴き入る人の姿も
見受けられました。

鶯の声の中に
季節を見つけた喜びを
無言のうちに共有する経験は、

音楽を聴く喜びにも似ていると
興味深く感じました。

何かしら心に感じ入るものを聴くのは
とても豊かな経験です。
 

ヴァイオリンとヴィオラの音楽教室
こつぶ音楽院

 

 

こんにちは。こつぶ音楽院です。

明日、3月13日は、
メンデルスゾーン作曲
「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」が
初演された日です。

1845年、
ライプツィッヒ・ゲヴァントハウスで、
フェルディナント・ダヴィッドの
ヴァイオリンソロ、

ニルス・ゲーゼ指揮の
ライプツィッヒ・

ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏で
行われました。

メンデルスゾーンは
体調を崩していたため、
初演では指揮をせず不在でした。

ベートーヴェンやチャイコフスキーの
ヴァイオリン協奏曲とともに
「3大ヴァイオリン協奏曲」などと
よく言われますが、

冒頭から切々と歌われる旋律は
誰が聴いても強く印象に残る、
名曲中の名曲です。

名演奏家による録音も
数多く残っていて、
どれも素晴らしい演奏ですが、

それでも
「決定盤がない」
とも言われています。

「美」そのものを
定義する難しさに似たような、

永遠の追求と向き合わざるを得ない
究極的な美しさを
この曲は湛えています。
 

ヴァイオリンとヴィオラの音楽教室
こつぶ音楽院

 

 

こんにちは。こつぶ音楽院です。

馬、象、牛、山羊、トカゲ、

クジラ、白蝶貝、アワビ…?

これらの動物たちの名前を見て、
ピンと来た方も
いらっしゃるでしょうか。

これは、
ヴァイオリンの弓の
パーツの素材として
使われることのある動物です。

弓は大部分が
スティック状の木で出来ていますが、

スティックに使われる木は、
ヴァイオリンの響きに大きく影響し、
弓の価値を決める
とても重要な部分です。

大切な木を守るためのパーツの他、
毛を張るためのパーツや
芸術的な装飾として

上記の動物の一部が

使われることがあります。

弓の毛には馬のしっぽ、

弓先のチップには
馬の骨や象牙、マンモスの牙など

弓のグリップには
牛皮やトカゲ皮、山羊皮など、

グリップの先にあるラッピングには
クジラのひげ、

毛箱(フロッグ)部分の
「パールアイ」と呼ばれる装飾には
白蝶貝、アワビ、真珠…その他の貝殻、

といった具合です。

もちろん、必ずしもどの弓にも
上記の動物の素材が全て
使われているわけではありません。

多くの弓のラッピングは金属ですから
クジラのひげのラッピングの弓は
なかなか見かけられませんし、

楽器によっては
チップやパールアイには
プラスチック、

グリップには
合皮なども使われたりもします。

それでも、

弓には意外と
動物の力を借りたパーツが多い
ということを知ると、

楽器が経てきた歴史の長さを

音の中に聴くような気がします。

 

ヴァイオリンとヴィオラの音楽教室
こつぶ音楽院

 

 

こんにちは。こつぶ音楽院です。

ヴァイオリンは
旋律を奏でる楽器ですので、

楽譜に書いてある音楽を
実際に歌ってみることは
とても大切です。

正しい音程をとるための
トレーニングとしての
歌唱練習だけでなく、

豊かな表現力を身につけるためにも
歌はとても役に立ちます。

歌う時の、
息のスピードの調整は
弓で創る表現と繋がっていきます。

アーティキュレーションや
フレーズといった、
音を旋律として捉える力も

歌う練習を重ねるなかで
ハーモニーのイメージも同時に
明確にしていくと、
より磨かれていきます。

更には
歌詞のついた歌曲からも
多くを学ぶことが出来ます。

ヴァイオリンを練習している時、

難しいパッセージや、
旋律を綺麗に弾きたいところなどは特に、

まずはその箇所を歌って
イメージをつかむと良いでしょう。
 

ヴァイオリンとヴィオラの音楽教室
こつぶ音楽院