こんにちは
『はなおかIVFクリニック品川』を見学してきました。
こちらは昨年9月に上海で不妊治療セミナーを開催された花岡正智医師が勤務されています。
日本の不妊治療専門クリニック見学は初めて。ちょっとドキドキ
クリニックはJR大崎駅南口から歩いて2分ほど。
入り口が奥まっていて人目につきにくい工夫がされています。
↓↓↓ビルの人通りが多い通路から奥に入ると、クリニックの玄関があります。
↓玄関開けるとこれが目に飛び込んできます。
↓受付です。
クリニック内は白と茶系で統一されていて落ち着いた雰囲気です。
ぬいぐるみはシーズンによって交換されていて、私が見学に伺った時は春節バージョンでした。
植物のアイビーは邪気を払い、良い気を満たしてくれるそうです。
クリニック内には縁起の良いもの、「気」を整えるものが各所にさりげなく置いてあります。
取り違え防止のため、はなおかクリニック品川では「RI Witness」(体外受精の現場で人為的ミスの防止や作業管理の効率を目的としたシステム)を導入。
患者さんのID、検査、受精卵など全てをこのシステムで管理しています。チップ付きの診察券を使っていて、本人確認のため受診時必ず持参してもらうそうです。
また患者さんの名前を呼ぶ時は、①名前②苗字(例えば田中明子さんであれば、「アキコ タナカさん」)と声をかけて、患者さん自身にも名前を言ってもらうそうです。
安全性を高めミスを防ぐ取り組みが随所になされていました。
採血室のすぐ隣に血液検査を行う機械が置かれています。40分ほどで検査結果がわかるそうです。
詳しいことはクリニックのホームページでわかりやすく説明されているのでご参照ください。
内診室
内診室前の廊下には大きなぬいぐるみが置いてあって、他の患者さんが立ち止まったり座らないような工夫がされていました。
こちらは採卵や体外受精を行う部屋
隣にベッド🛌が8台準備されています。
採卵や体外受精前後にこちらを利用。
シーツや服の色を変えていたり、こちらにも取り違え防止のための工夫がなされています。
↓↓↓
海外から一時帰国して日本の不妊治療クリニックや病院を受診する場合、海外在住者に対してウェルカムではないクリニックもあり、断られたという声を時々聞きます。
上海で勤務されている産婦人科医の塩澤医師が、上海からの患者さんを受け入れ可能な日本の不妊治療クリニックを探していて「はなおかIVFクリニック品川」が協力くださることに。
受診の流れとしては
上海で日本人産婦人科医を受診して妊活について相談。
上海で受けられる検査を受けて、その後はなおかIVFクリニック品川を受診。
上海と日本と両方でフォローが可能。
上海から治療を受ける場合、日本での受診の大体の流れを説明すると
*ステージZERO
体外受精準備・準備採血・説明同意書
*ステージ1
排卵誘発ー採卵
受精卵を作る。受精卵は凍結 帰国
*ステージ2
来日 受精卵融解-移植
もう少し詳しく受診のタイミングを見ていくと
(女性)
*ステージZERO
月経前に受診。
体外受精説明、体外受精準備採血を行う。
*ステージ1
月経開始2日目に採血・エコーなどの結果を参考に誘発を開始。
採卵までに3回から5回受診。
採卵
一旦帰国可能。
*ステージ2
月経2〜3日目に受診。採血の結果を参考に治療開始。
子宮環境を整えて→移植。
(男性)
初診時に感染症四種(B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV検査)採血と精子検査を行う。
感染症ないことがわかれば精子凍結が可能なので、最短で3日間日本滞在できると精子凍結まで行える。
男性不妊の場合は第一、三土曜日に専門外来あり。
すでに日本での治療を考えている方や
現在新型肺炎の影響で日本で滞在している方などは
(ご主人も日本滞在されているのであれば一緒に)
直接クリニックに電話し受診予約も可能。
受診時間平日は最終19時までと遅めで仕事帰りに受診出来るような時間設定。
私が見学に伺ったのは平日夕方でしたが、ご夫婦で受診されてました。
「はなおかIVFクリニック品川」はゆったりした環境で、取り違え防止や細やかな配慮がある点が特徴。
治療費についてはこちらを参考にしてください。
(注:こちらのクリニックはお子さん連れての受診はご遠慮いただいているそうです)
上海は大きな施設で不妊治療を行なっていること、
上海以外の地域から上海に治療に来ていて、患者数が多くどこも混んでいて、残念ながら細かな配慮は期待できません。
日本の不妊治療はクリニックで行なっているところが多く、その点が上海との大きな違いです。
日本で不妊治療を考えている方の参考になればと思います。