当ブログでは、

マスコミ業界で働く

コティマム&ジェイソン夫婦が、

業界"ナイショ話”と共に

「言葉の使い方」

知ると面白い「なるほどネタ」

プロ視点でお届けしますメール電球

 

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妻・コティマム。

フリーランスライター鉛筆

元テレビ局芸能記者カメラ

業界歴17年ふんわり風船星

 

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夫・ジェイソン。

現役キー局ディレクターキラキラ

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鉛筆鉛筆鉛筆

 

こんにちはうさぎ

夫のジェイソンですニコニコ

 

今回は

 

絶対絶命シリーズ

~牛食い熊の追跡取材~


続編


凶暴熊の取材で

クソなチーフに

クソほどいじめられ

偶然にも現場に近い

ばぁちゃんちで作業をしながら

それはそれは凹んだぼくですが、

絶対絶命

このときではありません




このあとでした。


ちなみに、絶命する前にも

ちょいちょいハプニングが起きて

本当に大変でした滝汗




クソチーフからの指令

午前4時前。


日の出の時間にあわせて

食われた牛の

牛舎を取材してきて」



この時期、

日の出は時刻は午前5時30分くらい。


現場までは車で1時間

(現場はメドだけ事前につけていた)


つまり、午前4時30分には

ばぁちゃんちを出発しなきゃならん。



現在午前4時前




はっ?


もう家を出なきゃじゃん!!



  現場までの足どうする!?

都会の感覚で当たり前のように

タクシーを配車





電話に


でんわ!




そうだ!

ここは車社会だ!



深夜の営業は皆無!




どうする?




んーーーーんんんんーーー




叔母さんの車を借りよう。


キーは玄関に置いてある。




叔母さんにLINEで

一方的に伝え(深夜だから寝てるし)

勝手に車を借りた。


  走り始めてすぐに•••

車をゲットし現場へ急ぐ。

ナビにざっくり住所はいれた。

夜も明け始める頃だったが
めちゃくそ霧が発生していた。


視界真っ白で全然見えないー

アブネー

安全運転だ。
事故したら元も子もない。


すると、
走り始めて5分も経たずに


エンプティランプが点灯!




はいっーーーー!
呪われてます??


ぼくの浅い知識では
エンプティランプがついてから
走れる距離は20km

(あとで調べたら一般的には
エンプティランプついてから50km程度は
走れるそうな)

車で走って1時間だと距離は、
だいたい50~60kmくらい。

エンプティランプついたら
20kmしか走れんと思っていたから
焦る焦る💦


ってかこれじゃ、
現場まで
辿り着けねぇー!



どうする?


考えても意味ない!
ガソリンスタンドを探そう!!



見つかれよーー!



すると!
遠くに見えたぞ!

ENEOSの看板だっ




助かった!



って、
やってないんかーい!!



そうだ!
ここは田舎だ!


24時間営業なんかやるはずがない。
客来ないからな!


焦りながらガソリンスタンドを
猛スピードでスルー!


そのあと、
そもそもスタンドがなかった。



もう、行けるとこまで行くしかない。
たどり着けなかったら
ヒッチハイクでもしよう。


  道がわからねー

ガス欠の不安を
抱えたまま山道に突入。

もう後戻り不可。

目指す牛舎がある農場は
だいたいの場所は分かった。

ナビに出てこなかったから。

スマホのグーグルマップを
ナビ代わりにするけど。。。


電波がない!!



どうする?



じゃぃ!


分かれ道、十字路
もはや勘で進んだ。


途中、向かいから大型トラックが。



車から降りて、
大きな手を振る。


おーい!

トラックは停まってくれた。


「⭕⭕農場へ行きたいんですけど、
こっちで合っていますか?」

運転手
「知らんなぁ」


ちぇっ。


でも、
運転手
「この辺は牧場そんなに数ないし、
あっち(逆側)の方が
確率高いと思うよ」



確率て。。
まあいい、もはや、
この人の薄い根拠などどうでもいい。 

ただ、誰かのアドバイスが
欲しかったんだ。


来た道を戻る。



ガソリン無駄したーー。


まだ、なんとか走ってるけど
いつ止まるか分からない。


山の真ん中で止まったら
発見されるまでどれくらいかかるかな。

そんなことをリアルに感じ始めた。


  人間は左右迷ったら•••


さぁ、正念場が訪れた。

絵に描いたような
見事な二股の道


は片道2車線のアスファルト。
は片道1車線の砂利道。



どうする?


人間は迷ったとき
を選択することが多い


と、聞いた(もしくは読んだ)ことがあった。


きょうは、
もろもろうまくいっていない。
こんな時は、
セオリーの逆だ!


ぼくはハンドルをに切った。

  ついに発見!!!!

ガタガタの道
かなり山深い

なんか、雰囲気はある



しばらく走る



山道がつづく



いつ、ガス欠で止まるか
焦りもマシマシ。


もはや、限界か。




すると!




!?


おぉ!!


急に開けた土地になり、
建物を発見!


そして!!







牛だーっ!



見つけたぞ!

牛舎だ!

ここが熊に食い殺された牛のいた
牛舎だ!ぜったい!



牛は朝の放牧の時間なのか、
敷地内で放し飼いにされ、
ぬぅーーーと、ゆっくり歩いている。


そんな牛の横を全力疾走し建物へ。



「おはようございまーす!
すみませーん!」


「あーい!」


奥から男性の返事。


おじいさんが出てきた。


  人は追い込まれると笑う•••

やっとの思いで辿り着いた。


「 東京の⭕⭕という番組で
いま、に関する取材をしています。
牛舎の牛が一頭食い殺されたと、
新聞で拝見したのですが」



「あー、⭕⭕さんのとこだね。
可愛そうだったな」




へっ?


ここ•••

では•••

ない??


「⭕⭕さんの農場は、
ここから近いですか?」


「んー、近くはないかな
数kmってとこかな」




お、終わった••••••••


聞いたら、
さっきの二股の道を
に進めば道なりにある、らしい。


くそめ、おれの
超重要二択を外しやがって!



もう無理
ここまで辿り着いたけど外れて、
ガソリンもギリギリで
ここから数km。
これは勘じゃない、経験値で解る。



まさに、
絶対絶命だった。


もう、顔は引きつり
笑っていた




どうする?
いや、
どうしようもないわ。




と!


ここまでいいことのなかった
ぼくの脳みそ
唯一、いい働きをした!


「ガソリンを
売っていただけませんか?」


農家には燃料を入れる
ポリタンクが必ずある。

ぼくのばぁちゃんちもそうだった。


一瞬の閃き!



「あるよ?どうした?ガス欠かい?」


ガス欠寸前す
 

農場のおじいさんは
快くガソリンを分けてくれることに。



ぼくは感謝の気持ちも込めて
10リットルのガソリンを
3000円で購入させていただき給油した。




あーーー、救われた。


どうだ、車よ。
美味いだろー、久々のガソリンは!


極限の焦りと疲労と安堵で
メンタル崩壊w
車に謎に話しかける。

  次こそは!

ガソリン給油で息を吹き返した
車をぶっ飛ばす。


来た道を戻り、
二股道をへ!


そこから、
またしばらく進むと。。




あった!!!!

これだ!!!!

確信!!


  せっかく辿り着いたのに•••

さっそく、
挨拶をしに敷地へ。

ちょっと強面のおじいさんが
出迎えてくれた。

「突然すみません、
東京からやってきました•••」


「帰れ!」


拒否


待て待て
ようやく辿り着いたのに


全国では全く取り上げられていなかったが
地元では新聞、テレビが
ドドッと押し寄せ、
取材対応に追われて大変だったという。


それに、なにより
手塩にかけて育てた乳牛が
食い殺されたと、いうことに
大変ショックを受けていた。


たしかに、辛いよな。

このとき、おじいさんは
熊を早く駆除してほしいと発言し、
動物愛護の人らから
苦情が多く来たらしい。

ただでさえ、辛い中
マスコミの対応に追われ、
挙げ句苦情殺到。


もう、放っておいてくれ

それが本音だという。


  相手を尊重し取材交渉


本日2度目
脳みそフル回転
交渉に臨んだ。


相手の気持ちを受け止め、
メディアスクラムを謝罪した上で、

熊による被害をちゃんと
世の中に伝えないといけないと思う。
甚大な被害を受けている現実を。

熊の駆除を批判する人は
熊の生息域に
んだことのない人たちで、
農家にとって死活問題であり、
身の危険を正しく理解していない。

だからこそ、
被害を受けた人の発言には意味がある、
的なことを20分語った。


すると、おじいさんは
インタビュー取材は受けたくないが
牛舎は自由に撮影して構わないと
言ってくれた。



↑熊は窓ガラスを破って牛舎に侵入。
 壁の右側には上るときにつけたと思われる
熊の足跡が。


こうして、
なんとか取材を終えた。

  車を返さねば!!

日の出なんか
とっくに過ぎた午前7時。  

いまから車を飛ばせば、
叔母さんが仕事に出る
午前8時半には車を返せる。


おばさんに、ことの顛末を電話で話し
いまからダッシュで帰ると伝えると


爆笑されたw


今、振り返れば爆笑な出来事。

ただ、あの日は
熊の取材開始から翌朝の牛取材まで
かけずり回った。

そして、あの絶対絶命感は
そうそう味わえるモノではない。

極限に追い込まれた経験
その後の仕事に活きている。

多少怒られても
絶対絶命にはなるまい。

そんなこんなで
成長できた出来事だった。


長文大変失礼しました!

スタースタースタースタースター

 

 

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