当ブログでは、
マスコミ業界で働く
コティマム&ジェイソン夫婦が、
業界"ナイショ話”と共に
「言葉の使い方」や
知ると面白い「なるほどネタ」を
プロ視点でお届けします
妻・コティマム。
フリーランスライター
元テレビ局芸能記者
夫・ジェイソン。
現役キー局ディレクター
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こんにちわ
夫のジェイソンです
今回は
地獄のAD時代
街頭インタビュー
について
みなさんは、
もう2度と戻りたくない
過去ってありますか？
仕事でもプライベートでも
あのときはツラかったなぁ•••って
思い出はあるのではないでしょうか
ぼくの場合、
仕事ではざっくり
3つの時代が当てはまります
①AD時代
ディレクターに逆らえず、
常にイエスマン
。
(妻は先輩ディレクターに逆らっていましたが)
ぶん殴られたり、罵倒されたり、
2週間帰れなかったり
理不尽に怒られていました
②ディレクター時代
責任を伴う立場となり、
プレッシャーはADの比でありません
ネタが成立しない、企画が面白くない、
コンプラ違反で謝罪。。
精神的にはこっちの方がツラいす
③記者時代
転職して新しい事に挑戦できたことは
よかったと心から思います
けど、警察担当時代は
365日事件、事故の発生に備え
1日も心安まりませんでした
その中でも
AD時代にやらされた
街頭インタビューは
しんどさランキング上位
厳選3ネタを振り返ってみます
①たった1人で
100人インタビュー
｢ミシュラン星獲得のスゴ腕シェフに
コンビニ食材でスゴい料理を
作ってもらおう！｣
という企画
イタリアン•フレンチ•和食の一流シェフが
｢おにぎり｣｢肉まん｣｢おでん｣
｢サンドウィッチ｣に一手間加えて
プロの料理に変身させるもの
街頭インタビューで必要な内容は
どの料理が美味しそうか？
を
100人聞け！
料理写真や特徴を盛り込んだ
フリップを見てもらい
印象などを聞き出すのです
100人もいる？？
1人でやんの？？
統計を出すためには必要だそうです
この企画はそもそも
ハードルが高くて
まず協力してくれるシェフを
フィックスさせるのが大変でした
そのあと、
メニュー開発
調理ロケ
タレント試食ロケ
の仕込みや準備
ハチャメチャクソほど
やることが多いのに
100人もインタビュー撮ってこい
イカレてるだろっ
街頭インタビューは
3、4日かけて100人撮って
そのまんま２日間の編集突入
とても面白い企画で
やりきった感はたしかにありますが
2度とやりたくないです
好評につき
第2弾も
放送しましたが(爆)
② メープルシロップ好きの
カナダ人いませんかっ!？
｢メープルシロップがブーム｣
という、企画
もう10数年前 です
コンビニ、スーパー、薬局
あちこちでメープルシロップ商品が
登場してそのブームを取り上げました
メープルシロップは、
カナダが一大生産地
と、
そこで
ディレクターが衝撃の一言
｢あさってロケできる、
メープルシロップ好きの、
カナダ人見つけてこい｣
でたな！
日常茶飯事のむちゃぶり
いまは、SNSで発信している人も多いので
運が良ければターゲットが
見つかるかもしれませんが、
当時はいまほど発信者もいないので。。
日本語学校とか留学生の交流場とか
カナダ人コミュニティとかに
電話しまくり
•••。
ってか、きょうは土曜日
学校やってねぇ！
さぁ、どうする？
直接捕まえに行くしかない！
銀座のホコ天へ
英語話せないけど
手当たり次第
外国人を見つけては声かけ
エクスキューズミー！
アイハバクエスチョン！
ウェアアーユーフロム？
まずは、カナダ人を見つけねば•••
しかし、この日カナダ人には
出会うことすらできず
２日目
ある作戦を考えました
サッドウィッチマン作戦
↑のように、
広告看板を首からぶら下げる
人間広告サンドウィッチマン
｢メープルシロップ好きの
カナダ人の方
いませんか？｣
というメッセージを書いて
日曜のホコ天に繰り出しました
すっげぇ恥ずかしかったけど
手段を選んでいられない状況
色んな外国人に注目され
声はかけられましたが、
カナダ人はおらず
午前10時から午後3時くらいまで
ひったすら、ホコ天を歩き続けたけど
成果なし
やばい、どうしょ💦
場所を変えてみよう
外国人が多そうな場所は•••
表参道だ
午後4時
表参道駅から原宿駅方面へ、
ひたすら歩く
ここでも声はかけられた
面白いもの見たさの外国人や
冷やかしジャパニーズらにも
午後7時
あぁーーーもうダメだ。
いねぇー。。。
交差点で途方に暮れていた
その時！！
｢カナダ人探しているんですか？｣
｢そうなんですよー｣
｢私の夫カナダ人ですよ｣
｢え！まじすか！
よくぞお声がけいただきました！｣
｢絶対変な人だと思ったけど、
困ってるぽいと思って｣
女神ぃーーー
さぁ、問題は
メープルシロップが好きなのか？
そしてロケができるのか？
｢ちなみにご主人さま、
メープルシロップお好きですか？｣
｢はい、なにかとメープルシロップ
使いますよ｣
キター(･∀･)
｢たとえば？｣
｢ヨーグルトとか、パンとか｣
｢家にどんなメープルシロップありますか｣
｢コストコで買った巨大ボトルです。
何リットル入ってるかわからない｣
それだ！！
｢ちなみに、
パンとかデザート以外にかけますか？
たとえば、、、ご飯とか｣
さすがにないかw
｢かけます！チャーハンに！
ご飯炒めるときに味付けとして｣
｢へ？！チャーハン？甘くないですか｣
｢意味分からないです。私はたべません｣
｢どれくらいいれる？｣
｢ガッツリいれます｣
｢ドバドバ？｣
｢ドバドバです｣
天才っ！
なんとか口説いて
翌日夜ならロケできる約束を
ゲットしました。
すぐディレクターに電話報告
｢おつかれぃ！｣
他にもっと｢よくやった！｣とか
かける言葉があるだろー！！
③ 怪しい者では
ありません💦
この話はシンプルです
若い女性をターゲットにした
街頭インタビュー
いつものごとく、
銀座のホコ天でロケ
銀座三越の前で
待ち合わせをしているだろう
20代前半と思われる女性に声をかけました
｢こんにちわ！
日本テレビの•••｣
｢きゃーーー！｣
そして逃げたー！
｢待ってください！日本テレビです！｣
｢え？日テレ？｣
｢はい、ちょっとお話を伺いたくて
声をかけさせていただきました｣
｢あぁービックリした。
AVの撮影かと思いましたよ｣
おいっ。
過去にあったんか？
これだけですw
いまや、ネタにできるくらい
いい思い出です。
2度とやりたくないですが。
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「2児ワーママのカオスな日常
～アラフォーライター狼狽譚＆たまの贅沢～」
