小鳥が急に吐いたこと、ありませんか?
吐く前には、「おとなしかったり、元気が無かった」などと、予兆があることが多いようです。
頭を振って、全身を動かして吐きますので、小鳥はとても疲れます。
吐きすぎて、脱水を起こすこともあります。
小鳥が本当に吐いたときは、顔や頭のてっぺんが吐物で汚れることが多いです。
よく間違われるのは、繁殖期の小鳥の吐き戻し行動ですが、
これで頭のてっぺんは汚れません。
こんな時に、飼い主さんに考えていただきたいことは2つ。
①食べ過ぎ?
②病気?
①小鳥が飲食した直後や、飲食しすぎて、そ嚢(食道)がパンパンになると、急に気分が悪くなって吐くことがあります。
この場合は、吐いた後でも「ケロッとして」、また普通に食べ始めることが多いです。
急に驚いたり、飛んだ後、車で移動した時なども、吐くことがありますね。
原因はそれぞれで考えてみて下さい。
②吐気を起こす病気は沢山あります。
胃腸、そ嚢、食道、肝臓疾患、他の消化器疾患、感染症(細菌・真菌・ウイルス・寄生虫など)、等々。
これは病院で調べないとわかりません。
吐いた直後は、
1.安静にして(30分くらい)
2.水分を1口から。
水も吐いてしまう場合には、早めに病院に行って下さいね。
すぐに病院に行けない場合には、自宅で様子をみることになるかもしれませんね・・・。
小鳥が自分で食べられる場合には、当日のエサは、柔らかくて消化のよさそうなものを選んで、少しずつ与えてみます。
水も少しずつ与えるようにして下さい。
全く食べられない場合には、ヒナ用のパウダーフードを溶かして与える場合もあります。
こんな時に備えて、商品を用意しておくのもいいですよ。
(商品選びは鳥種や体質、病気の状況により違います。)
うちの近隣のホームセンターで見かけるのは、
左から、エクザクト、バイタルパウダー、ネオ・フード(粉)。
それぞれ特徴があります。
粉をこんなビン↓に溶いたり、
丸ビンは約3cc。セキセイインコなら約1日分。
そんなに飲めないかもしれないので、無理をしないことです。
最初は飲みやすいように薄めで少しだけ。
誤飲に気をつけて。無理は禁物です。
無理に飲ますのではなく、病院では、自然に喉を動かして飲むように練習してもらいます。
(小鳥を仰向けにしてはいけません。)
足が冷たくなっていたら、夏でも足元はヒトの手のひら程度に温めていいです。
体重を測って、糞の数や色も確認して下さい。
(診察で見せられるように、写真を撮っておいてもいいです。)
病院に行けたら、詳しい経過を獣医師に伝えて下さいね。
吐き気が強くて薬が飲めない場合には、注射や点滴もしますよ。
おだいじに。
手遅れにならないように、頑張って下さい!