■陰徳は耳鳴りのごとし
たしかに徳積みは
簡単なようで難しいです
徳と聞けば
善い行いをすれば
いいワケですが
善い行いの裏があっては
善い行いとも
いえなくなりますからね
善い行いの裏とは
行いをしたことに対しての
見返り（利益）です
だからこそ
徳積みは「陰徳」であることが
大前提でございます
▲中国古典「今日の言葉三六五」より
今宵は中国古典に学ぶ
オトナの雑学シリーズです
中国古典のひとつに
淮南子（えなんじ）があり
前漢武帝
紀元前140年ころに
まとめられた哲学書です
（いまから2200年まえ）
淮南王の劉安が
まとめたので
淮南子といいます
「塞翁が馬」なんてのが
一般的に有名でしょうか♡
徳積みについて
淮南子が教えてあるには
【有陰徳者必有陽報】
陰徳ある者は必ず陽報あり
（淮南子）
陰徳とは字のごとし
陰の徳のことですから
「人に知られない」
善い行いのことです
人の目にふれるようなものは
陰徳とは言いません
だから
目に見える善い行いは
陰徳ではないので
単なる善行ですから
相手が
アナタの善行にたいして
感謝すれば
何かしら返ってくるし
たとえ善行であっても
感謝しなければ
何も返ってきません
目に見えるからこそ
ハッキリと
結果がわかりますね
もちろん！
相手に善行をしたほうが
穏やかな関係が築けます
だけれども
陰徳ではないってことです
誰にも知られずに
善行をするのか？しないのか？
したからって何があるのか？
陰徳って損じゃん！
と、思ってしまいがちなんですが
淮南子では
きちんと陽報があるから
心配しないのよ！と
教えているんですね
陽報とは
ハッキリとわかるお返しです
誰にも知られていないのに
誰がいったい
お返しをしてくれるのよ！
と、言いたくなります
誰でもない「天」なんです
人目につかずにするんですから
人目に見えない「天」から
お返しがあるのです
誰も見てなくても
お天道さまは見てるからね！
古都が子どものころ
よく言い聞かされていました
良いことも悪いことも
しっかり天の神さまは
見ていらっしゃるのです
天の神さまといえば
無神論者ですから
なんて返しもあります
神でなければ
自然とお伝えすれば
いいでしょうか
森林を伐採し続ければ
山は土を保てず崩れるように
自然は人間に警告を
与えますよね
自然は人間を見ています
言葉を使って
話さないだけです
脇道にそれそうなので
もとに戻しまして
陰徳には陽報がある
きちんと
原因には結果があるよ！
教えています
とはいえ
人目につかず善行なんて
したくないというアナタに
オススメがございます
他人さまにしたくないなら
まずはアナタ自身に
善行をしてみませんか
人知れず何かを努力すること
これもまた
広い意味での善行です
たとえばです
勉学に励むことも善行です
アナタが学ぶことで
めぐりめぐって
誰かの役に立つのであれば
善行であり陰徳ですから♡
（ただし努力していることを言わない）
さてアナタは
陰徳を積んでいますか
一生懸命に頑張ってるのに
「わたしってツイてない」と思ってない？
いい人なのに、損しちゃってることは
ありませんか？
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