今までどんな内容のブログを投稿してきたかうろ覚えなんだが、たぶん、この本については書いてなかったように思う。
どんな本かというと、初代パトゥル・リンポチェの伝記である。
初代パトゥル・リンポチェといっても、誰やねんと思う人がほとんどだろう。
しかし、チベット仏教に関心のある人なら虹の階梯という本を読んだ人も中にはいるだろう。
あれはケツン・サンポ・リンポチェが中沢新一に前行を伝授する際に講義した内容を書籍化したものだと書いてあったと思うが、ケツン・サンポ・リンポチェは初代パトゥル・リンポチェが書いたクンサンラメシェルンという前行の解説テキストを元に講義している。
これはその初代パトゥル・リンポチェの伝記だ。
以前、とある方はご自分の先生に、どんな本を読んで勉強していったらいいですか?と質問したところ、「伝記を読め。伝記を読めば、どんな修行をしていけば理解できるようになるから」というようなことを言われたそうだ。
それを聞いた時は、私みたいな初心者が聖者の伝記を読んだところで、小学生が柳生十兵衛の伝記を読んでどう稽古していったらと考えるようなもので、レベルが違い過ぎて、そんなの参考になるのかね?と思ったのだが、実際読んでみると、知らない修行法ばかりが出て来るのだが、それでも、そんな修行してたんやとか、そうやって勉強してたのかと、部分部分に参考になると思える箇所が出てきて、意外とハマってしまった。
あと、個人的にあれ?と思ったのが、パトゥル・リンポチェもツァルン(チベットに伝わる身体技法、まあヨガみたいなもん)をやっていたということ。
永沢哲氏が書いた虹の身体という色々なチベットの聖者の伝記を集めた本に出て来る人も全員ツァルンの修行をしていた。
そんな話を佐原でお茶しながらしゃべってたら、一人の友人が「まあ、長時間座ってたら禅病になっちゃうからねぇ」と言っていた。
ツルティム・ケサンという人が書いたチベット密教図説マンダラ瞑想法という本があるのだけど、その中にツルティム・ケサンが子供だった頃に、密教の修行をして失敗してしまったのか、目が血走った異様な雰囲気の行者を見た話しを書いてあったと思うが、あれなんかも禅病の一種でしょうかね?
禅病になるほど修行した訳ではないが、私もチベット仏教の道に入ってから、本を読むか瞑想するかの生活になると、どんどんと武術をやってた頃の貯金を切り崩していっているような感覚になり、少し危機感を持ったりしていた。
友人の一人はツァルンの変わりという訳ではないが、健康の為に太極拳をやっているとか言っていたが、何度もブログに書いているが、健康は大事ですよね。
アホな人はどんないい本を読んだところで変な解釈してカルトに入ったりするんだろうけど、チベットの僧侶がどんな生活をしてたかとか、どんな修行をしていたとかそういうものが学べるこの本は貴重だと思う。
特に、日本はチベット仏教などを自己流で齧ったアホな教祖が、大量無差別殺人事件などを起こした過去があるので、こういう本が長く本屋に残り、もうあんな事件が起こらないように、カルトで人生を台無しにしてしまうような人が出て来ないように祈ります。
シーク教のヨガ行者の伝記なんかもあったらいいんだけどね。
シーク教のヨガ行者とかに会えたら聞いてみたいもんだ。
残念ながらこのヨガをシーク教圏外に出したのは、ヨギ・バジャン師だけなのかもしれない。

