今年の冬は本当に暖かく

 

まだ2月だというのに

古民家の周りはすっかり春の景色です。

 

 

先日ふらりと立ち寄った

梅の名所「藤川天神」の臥龍梅

すでに満開になっていました。

(去年より2週間も早い!)

 

 

 

 

さて…

だいぶ時間が空いてしまいましたが

こちらの続きです。

 

人生の質を変えたセッション体験①

人生の質を変えたセッション体験②

人生の質を変えたセッション体験③

 

 

 

セッションの終盤に見たのは

 

白くまぶしい光の中に

浮かんだ神社のイメージと

 

走馬灯のように

次々と入れ替わっていく

いろんな人たちの笑顔。

 

 

 

胸の奥から湧きあがる

幸福感と感謝の想いとともに

 

静かに涙が流れ続けました。

 

 

 

「私はひとりぼっち」

「人は誰も信じられない」

 

という

私が潜在意識の奥でずっと

持ち続けていた古い信念が

 

 

「私はみんなとつながっている」

「信じられる人はたくさんいる」

 

というあたたかな世界観へと

一気にひっくり返った瞬間は

 

 

今までのセッションでは

経験したことのないような

深く感動的な体験でした。

 

 

 

終わった後はボーッとして

心地よい脱力感がある一方

 

目の前がクリアに明るくなり

静かなワクワク感もあり。

 

 

ずっと胸に刺さっていた

太い剣がようやく抜けたような

安堵感もありました。


 

 

セッション中、深い部分に

アプローチしようとしても

心理的抵抗が強くなり

進めなくなることも多かったので

 

今回もどうせ無理だろう…と

半ばあきらめモードで始まった

セッションでしたが

 

まさかのうれしい誤算でした。

 

 

 

この話にはもう少し

続きがありますので

良かったら

もう少しおつきあいくださいウインク

 

 

 

 

セッションの翌日。

 

私は博多で

友人のけいこさんと

会う約束をしていました。

 

 

北九州在住のけいこさんとは

7年ほど前に参加した

先輩セラピストのひろこさんの

ブログお話し会で偶然知り合い、
意気投合。

 

その後も折にふれて

互いの人生を応援し合ってきた

大切な友人です。

 

 

けいこさんは

幼少期からの霊媒体質で

 

亡くなった人の言葉や感情が

勝手に流れ込んできたり

 

神様のメッセージが

和歌として降りてきたり

していたそう。

 

 

私が出会った頃の彼女は

法律事務所に勤める

いたって普通の女性でしたが

 

一緒に旅をした高千穂の地で

突然、亡くなった私の母からの

メッセージが降りてきて

 

彼女はそれを美しい和歌で

伝えてくれたのです。

 

 

そんな天性のヒーラーでもある

けいこさんですが

 

大きすぎる自分の霊性を

うまくコントロールできずに

葛藤してもいました。

 

 

けれども、その後

さまざまな経験を経て

 

自分の持つ力を受け入れ

ありのままで生きていくために

 

米国カリフォルニア州認可の

スピリチュアルスクールで

霊性の扱い方を体系的に学ぶことを決意。

 

 

数か月にわたる

過酷な課題をこなし

ようやく卒業の日を迎えたばかりでした。

 

けいこさんのブログはこちらキラキラ

 

 

 

そんなけいこさんとの

10か月ぶりの再会飛び出すハート

 

 

博多駅近くでランチをした後

一緒に住吉神社に参拝しました。

 

 

 

 

その後

新幹線までの待ち時間に

博多駅近くのカフェで

一緒にお茶をしてた時のこと。

 

 

私が何気なく

前日のセッションの話をすると

 

真剣な表情で

聞いていたけいこさんが

 

「切り離されて

ずっと一人で外側にいた

12歳のいっこちゃんが

やっと大人のいくこさんの中に

戻る時が来たんですね…」

 

と言ったのです。

 

 

それは彼女自身の言葉というより

上の方(私のガイドさん?)から

降りてきたメッセージだったようでキラキラ

 

けいこさん、そういう時の合図として

バーッと鳥肌が立つのだそうですよ。

 

 

 

その言葉に私はハッとしました。

 

 

それは、ずっと探していた

パズルのピースのように

私の心のすきまにぴたりとはまり

 

思いがけない気づきを

与えてくれたのです。

 

 

 

ビリーフチェンジのセッションを

受けるようになって私は初めて

”12歳のわたし”という

インナーチャイルドの存在を

意識するようになりました。

 

 

私にとって、その子は

すごく厄介な子でした。

 

 

大人でも子どもでもない

中途半端な年齢で

 

笑顔の裏で人を見下し

いろんな感情をこじらせて

 

なかなか本心を見せない

反抗的で意固地な子。

 

 

大人の私が

いくら寄り添おうとしても

 

その子が拒絶するから

セッションも深まらない。

 

 

この子のせい

過去の問題解決ができなくて

いつまでたっても

私は幸せになれないのよ!!

 

 

そんなふうに思いながら

 

大人の私は

”12歳のわたし”を

どこか他人のように眺め

 

自分の外側に追い出していた

のかもしれません。

 

 

この子を厄介者扱いし

仲間外れにしていたのは

私自身だったんだ――。

 

 

そのことに気づいたら

すべてが腑に落ちたのです。

 

 


 

後日、それをくみこさんに

ラインで伝えたところ

こんな言葉が返ってきました。

 

「あの時

インナーチャイルドのいくこちゃんが

大人のいくこさんに

両手を伸ばして待っているのが

とっても感じられたよ。

 

やっと受け入れてくれるのね!

って、ほんと〈統合した瞬間〉だった。

 

これからは12歳のいくこちゃんが

いつでもいくこさんのそばにいて

いくこさんと共に楽しい経験をしたり

時にはつらい体験も一緒に

乗り越えていくんだろうね」

 

 

 

それを見た瞬間

 

セッションの時に

くみこさんが私に言った

 

「受け取らないと決めてるのは

大人のいくこさんなんじゃないかな」

 

という言葉の意味がようやく

わかったんです。

 

 

 

拒絶していたのは私の方で

この子はずっと私に受け入れて

もらうのを待っていた。

 

 

”12歳のわたし”が

ずっと望んでいたのは

 

他の誰でもなく

私自身に受け入れてもらうこと。

 

 

悲しみも怖れも怒りも

「ああ、それはつらかったね」と

無条件に受け入れてもらうこと。

 

 

ただそれだけだったんだな…

 

 

 

 

私もセラピストとして

自分で自分を受け入れることや

一番の味方になることの大切さ

を頭では理解してたはずなのに・・・

 

人って自分自身のことは

本当にわからないものなんですねあせる

 

 

 

あれから1か月以上が

たちますが

 

以前はたびたび感じていた

孤独感や虚無感を感じることは

ほとんどなくなりました。

 

 

もちろん、毎日

感情の波立ちは

ないわけじゃないけど

 

海の底は穏やかで

安定している気がします。

 

 

現実が大きく

変わったわけじゃないのに

人生の質が変わったような…

 

 

12歳で生き別れた(?)

インナーチャイルドがようやく

帰ってきたからでしょうか。

 

 

 

 

その影響かはわかりませんが

 

あるクライアントさんから

「前よりもっと母性が強くなって

父性も出てきた感じがします!」

と言っていただき、うれしかったです。

 

 

 

そういえば

博多のカフェでけいこさんが

こんなことを言ってくれたんです。

 

 

「これからは

12歳のいっこちゃんも

セッションのお手伝いをしてくれて

 

クライアントさんたちの

インナーチャイルドと一緒に

遊んでくれるんじゃないかな」って。

 

 

このイメージはとっても素敵で

心強い感じがしました飛び出すハート

 

 

なぜなら、この子は

 

私の人生の中で一番

過酷な時期を生き延びて

命をつないでくれた

私史上”最強のわたし”だからキラキラ

 

 

きっと頼もしいアシスタントとして

私を支えてくれることでしょう。

 

 

 

 

こんなにも長い時間が

かかったけど

 

私は”12歳のわたし”との

仲直りをあきらめず

 

一緒に幸せになるための

努力を続けてきたのは事実だから

 

この長いまわり道もきっと

意味があったのだと思いたいです。

 

 

 

 

私のインナーチャイルドとの

邂逅の物語はこれでおしまい。

 

 

長いシリーズを

ここまでお読みくださり

本当にありがとうございましたキラキラ