失敗 ――天声こども語から―― | ことのは学舎通信 ---朝霞台の小さな国語教室から---

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考える力・伝える力を育てる国語教室 ことのは学舎 の教室から、授業の様子、日々考えたこと、感じたことなどをつづっていきます。読んで下さる保護者の方に、お子様の国語力向上の助けとなる情報をご提供できたらと思っております。

 今日(20日)の朝日小学生新聞天声こども語は、こんな話題であった。

 

 スウェーデンの「失敗博物館」には、ゲームボーイに対抗して作ったが売れなかった電話兼ゲーム機、コーヒー味のコーラ、などが展示されている。失敗を笑うのではなく挑戦をほめたたえる施設である。

 日本には、技術力の低い人が作ったロボットを競う相撲大会「ヘボコン」がある。

 失敗できるのは挑戦した人の特権である。失敗を恐れず挑戦したい。

 

 ちょうど同じ今日、将棋の藤井聡太八冠叡王戦で挑戦者の伊藤匠七段に敗れ、タイトル防衛に失敗した。

 八冠制覇から254日での陥落である。

 以前、藤井聡太七冠に4つのタイトルを奪われた渡辺明九段が、「タイトルを持っているから取られるのだ」と言っていた。

 防衛戦に挑めるは、タイトルを持っているからである。

 勝つときもあれば、負けるときもある、それが勝負である。

 藤井七冠は、終局後の舞台あいさつで、これを糧にしたい、と話していた。

 この失冠によって、一段と強くなるだろう。

 今後の戦いぶりが楽しみである。

 

 わたしも、仕事や生活において失敗が多い。

 藤井七冠とは比較にならない、つまらない失敗ばかりである。

 しかし、藤井聡太でも失敗することがあるのだと思えば、失敗してもまあ大丈夫だ、という気持ちになれる。

 失敗を次の成功に生かせばよいのである。

 失敗を恐れずめげず、強く生きていこうと思う。

 

 現在、目先にあるいちばん大きな仕事は、朝霞市図書館まつりでの講演である。

 これは、聞きに来て下さる方もいるし、わたしを信じて依頼してくれた方もいるので、失敗は許されない。

 今自分にできる最高のものを出そうと思っている。

 

 今日、娘のテニスの試合があった。

 残念ながら、初戦敗退であった。

 この敗戦により、自分の弱点を知り、それを克服して強くなって欲しい。

 次の日曜は、娘の陸上競技の大会である。(部活を掛け持ちしている)

 全力で戦ってきてほしい。

 

 失敗や敗戦から、多くのことを学んでほしい。学びたい。