こんにちは
箏のこと、生徒さんとのこと、
日々の中で感じたことを、
ゆっくり綴っています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お箏の演奏には、
一人で自由に表現できる
独奏の魅力があります。
けれど私は、
合奏にも特別な魅力を感じています。
それは、一人では決して生み出せない音楽
があるからです。
お箏は13本の弦しかないため、
一つの楽器で出せる音域や音数に
限りがあります。
そのため、合奏では、
それぞれが異なるパートを受け持ち、
音を重ねながら一つの音楽を
作り上げていきます。
それぞれの音がぴたりと重なり、
大きな響きになった瞬間の美しさは、
何度経験しても心が震えます。
しかし、その分だけ合奏は難しい
ものでもあります。
同じパートを複数人で演奏する場合、
リズムを揃える。
音の長さを揃える。
音色を揃える。
テンポ感を揃える。
言葉にすると簡単ですが、
実際には決して簡単ではありません。
同じ楽譜を見ていても、経験年数も違えば、
感じ方や得意なことも違います。
だからこそ、
お互いの音を聴きながら歩み寄り、
自分だけではなく全体の響きを考える
必要があります。
その積み重ねによって、一つの音楽は
少しずつ形になっていくのです。
今回の追悼コンサートの合同曲でも、
まさにそんな過程を重ねています。
そんな中で、私がとてもありがたく
感じていることがあります。
同じパートを担当するメンバーが、
「もっとパート全体を揃えたい」
「より良い演奏にしたい」
という思いから、合同練習とは別に
レッスンに来てくださっていることです。
それは、
自分のためだけのレッスンではありません。
パート全体の響きを良くするため。
仲間と音を揃えるため。
本番でより良い音楽を届けるため。
その思いで時間を作り、
学びに来てくださっています。
合奏では、自分が弾けるだけでは
十分ではありません。
リズムや音色、指使い、音の出し方。
ほんの少しの違いが、
パート全体の響きに影響します。
だからこそ、
「自分ができればそれで良い」
ではなく、
「みんなでより良い演奏を作りたい」
という気持ちで行動してくださる姿に、
頭が下がる思いがします。
追悼コンサートは、
私一人の力で作るものではありません。
演奏する一人ひとりが音楽と真剣に向き合い、
仲間のために努力を重ねてくださるからこそ、
少しずつ形になっていきます。
本番まで、まだ課題はたくさんあります。
けれど、こうして支えてくださる仲間たちが
いることを、とても心強く感じています。
どんな響きが生まれるのか。
私自身も楽しみにしながら、
本番の日を迎えたいと思います。
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