こんにちは
箏のこと、生徒さんとのこと、
日々の中で感じたことを、
ゆっくり綴っています。
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レッスンの時や、人前で演奏した時に、
「家では弾けていたのに、
今日は全然ダメでした」
という言葉を聞くことがあります。
その気持ちは、とてもよくわかります。
自宅で一人で練習する時と、
人前で演奏する時とでは、
緊張感がまったく違います。
レッスンであっても、
誰かに聴かれていると思うだけで
体は無意識に力みます。
いつもなら何も考えずに弾ける場所で
指が止まったり、
当たり前にできていたはずのことを
間違えたりすることもあります。
だから、
「家ではできていたのに…」
と思うのは自然なことです。
でも、少しだけ厳しいことを言うと、
本当に身についていることは、
多少緊張しても大きくは崩れません。
もちろん100%の演奏は
できないかもしれません。
それでも、体にしっかり入ったものは、
緊張していてもある程度は再現できるのです。
私はレッスンで生徒さんの演奏を聴くたびに、
「あ、この方はたくさん練習してきたな」
とか、
「ここはまだ指が覚えきれていないな」
ということを感じています。
たとえ緊張で
思うように弾けなかったとしても、
その前の練習の積み重ねは
演奏の中に表れます。
逆に、
「家では弾けていた」
と思っていても、
実際には間違えずに通せただけで、
本当の意味で定着していなかった
ということも少なくありません。
これは決して悪いことではありません。
むしろ、多くの人が通る道です。
私自身も何度も経験してきました。
大切なのは、
「家で弾けたから大丈夫」
ではなく、
「どんな状況でも再現できる
ところまで身についたかな?」
と考えることです。
録音をする。
動画を撮る。
家族や友人の前で弾く。
レッスンで弾く。
小さな発表の機会を作る。
そうやって少しずつ
緊張する環境を増やしていくことで、
本当の意味で弾けるようになっていきます。
だから、
レッスンでうまく弾けなかった日が
あっても落ち込む必要はありません。
それは失敗ではなく、
「今の自分がどこまで身についているか」
を知るための大切な確認作業です。
家で弾けることと、人前で弾けること。
その間には大きな差があります。
でも、その差に気付いた時こそ、
本当の上達が始まるのだと思います。
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