慣用表現の語源 | 寿建設 社長ブログ

寿建設 社長ブログ

福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

2週前の日本経済新聞土曜日版「NIKKEIプラス1」1面恒例の「何でもランキング」は、思いっきり私好みの記事が。

「何気なく使う慣用表現 語源は?」

慣用句、ことわざ、故事成語などの慣用表現はひと言で様々な意味合いを伝えられる。中には知らない言葉が使われているものも多い。普段は気にしないけれど引っかかる言葉を全国の男女1000人にクイズ形式で尋ね、正答率の低い順にランキングした。

 

1000人に聞いて正答率が一番低い1位のが「五臓六腑に含まれない臓器は?」。

①膵臓(すいぞう) ②脾臓(ひぞう) ③ぼうこう

からの選択で、答えは①の膵臓。

 

解説では

膵臓は江戸時代に西洋から伝わるまで日本で知られておらず、

とのことで、もしかすると言葉が出来た際に存在が認知されていなかったのかもしれない。

 

2位が『「檄を飛ばす」で飛ばしたのは何?」。

答えは「考えを訴える文章」なのだそうだ。

この表現の本来の意味だという「自分の考え、主張を訴えること」とは、私のイメージしている意味と違う。

解説ではそこも触れていて、

「激」と字面が似ているせいか、激励という意味で使われることが増えた。「決起を促す意味で『檄を飛ばす』と使う機会は極めて少ない。それより「檄」を「激」と解釈して、激励の言葉を飛ばすと考えた方が、使う場面がずっと多くなる。いわば使いでがいいんです」

私も使いでがよいほうで認識していた!

 

3位は『「どんぶり勘定」のどんぶりとは?』

私は明らかに「丼」をイメ―ジしていたのだが、正解の解説は以下。

このどんぶりは、牛丼を食べるときの丼鉢ではない。お金、鼻紙などいろいろなものを無造作に入れて持ち歩いた物入れを指す。(今のエプロンに似た)職人などの腹掛けや、胴巻きにつけたポケットをいうこともある。

 

生まれて55年間、イメージが間違っていたことを知った。

 

以降、「こけら落とし」の「こけら」とは「木くず」であり、「ろくでもない」の「ろく」とは「平らな様子」だと、これまで気にせず使ってきた言葉の情報を得られて満足。

 

一番意外だったのは「にべもない」の「にべ」。

海魚のうきぶくろを煮詰めて固めたもの(膠)のことで、接着剤として使われていたのだそうだ。

粘着力が高かったことから、「粘り気がある、執着心が強い」という意味を持つようになり、執着がない様子、素っ気ない態度を「にべもない」と呼ぶようになったのだそうだ。



日本語って面白い!