1月5日の日本経済新聞に、宝島社が出した広告はインパクトがあった。
コピーが
失われた30年じゃない.。天才たちが生まれた30年だ。
である。吸い込まれるように以下の文章を読んでしまう。
野球を、フィギュアを、将棋を見よ。ちゃんと世の中を見渡してみよう。
この30年は、たくさんの才能が生まれ羽ばたいた30年じゃないか。
この国は何も失っていない。
あえて言えば、一部の既得権益が消えただけだ。
日本中の新たな才能たちへ。
過去を嘆く上の世代は気にしなくていい。
途方もない目標を口にして、好きなだけ自信をもち、いつも自分を楽しんで、行けるところまで駆け抜けてくれ。
今の世相の一面を見事を表現した、すばらしい言葉だと思う。
そして人の心を揺さぶることが出来る言葉ともいえる。
現状の厳しい状況をどう捉えるかで、人間の意識は変わってくる。
マイナス面ばかり強調するよりも、この言葉のように前向きに捉えた方が行動も前向きになると思う。
以前読んだ、『ジョークとトリック』という本でこんな小話が紹介されていたのを思い出した。
二人の男が製靴会社の依頼を受け、アフリカの奥地で靴のマーケット・リサ―チをした。
Aは悲観論者、Bは楽天主義者だった。しばらくして、まずAから電報が入った。
「売レル見込ミナシ。アフリカデハダレモ靴ヲハカズ。」
Bからも電報が入る。
「キワメテ有望。アフリカデハマダダレモ靴ヲ持ッテイナイ。」
コップに半分水が入っているのを見て、楽天主義者は「まだ半分ある」といい、悲観主義者は「もう半分しかない」という、といったのはバーナード・ショウであった。
ジョークとトリック | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)
今年は特にいろいろと困難が増えることが予想される建設業界であるが、出来るだけ前向きに捉える習慣はつけておきたいと思う。