今年度の当社のキーワードは「大変化」。時代が大きく変化するタイミングに会社も大きく変わることをストレートに表現した。
詳しい内容は以下。
毎日がすべて充実し問題もまったくないのならば何も変える必要はないと思うが、制度を含め何かと変化が激しいこの時代にそんなことはないはずである。課題と感じている点、なんとかしたいと思っていることに対し、個々がより変化を起こしてほしいのである。
結果うまくいかないこともあるかもしれないが、自分の意思で実践するということが大事だと私は思う。
実践するにはまずは「やるぞ」と決めることが大事である。「一歩踏み出す」という言葉があるが、それがまさにそうである。
私がこのキーワードを決める時、まず自分で何らかを実践しようと思った。
以前「率先垂範(そっせんすいはん)」という言葉を紹介したが、どんなことであろうとまずは自分でやってこそだと考えたのだ。
そして決めたのが減量である。この10年ほど、人間ドックで「メタボリックシンドローム」の診断にはならないようコントロールはしてきたが、体重は70キロ台後半くらいでずっと変わらなかった。ドックでもう少し減らすよう毎年指導を受けながらも、現状維持が精一般でこれ以上はなかなか減らないと決め込んでいたため「大きく変化」のチャレンジをすべきと考えたのだ。
主に食事を制限した結果、8月までに10キロ以上減らすことが出来、四半世紀ぶりに60キロ台になったのである。以後も同じ体重を維持しており(これ以上はなかなか減らない)、今年で四捨五入すると60歳になるタイミングなので健康的にもとてもよかった。
というのに、久しぶり会った友人らにあまりにも気づかれないのが不思議である。
以下が会社HP用写真の前(左)と今(右)で、大して変わらないといえば変わらない。
それなりに大変であったが、自分で決めたから出来たのだと思う。
上記の「大変化」の詳しい内容に記載の通り、一旦「大変」化して、大きく「変化」したといえる。一方、ガバガバになったスーツも全部作り直して出費がかさむというデメリットも体験した。
「大変化」を実践するには、「例年通り」「これまで通り」「前例に従い」という考えを一旦排除することが大事だと思う。この考え方をしてしまうと、新しいことや異なる手段を考えなくなってしまう。
排除した上で「何のためにするのか」という目的をよく考えると、違う手段が浮かんでくるものである。
今年、当社では「安全標語」をキャッチフレーズに変えたり、EE東北で紙を配らない展示をしたり、社員研修会を映画館で開催したのも、そのような意思を持って実践してみたつもりである。やったことがないことをやるのは大変だが、やってみると新しい景色が見えてくるものだ。
もちろん前のほうがよかったという点も多々あるが、それは今後に活かせばいいのだ。