先日、県外からお越しいただいたお客様を福島市内の案内をしていたところ、信夫山の公園にあった大きな地図看板を眺めていたお一人(女性)が
「この文字なんなんだろう?」
と尋ねてきた。
地図の中に、四角に×の記号があってそこに「四阿」と書いてある。
他の箇所も同じ。
そしてよくよく見るとその漢字の上にテプラのようなもので貼ったらしいふりがながあって、字がかすれていたのだが「あずまや」と書いてたので
「これもしかして『あずまや』って読むのかしら??」
とおっしゃった。私は漢字には強いという自覚があるが、いろんな漢字クイズでもこんな字面は見たことがなかった。
そこでスマートフォンで「あずまや」と打つと、第3候補目に「四阿」と表示された。
字面の印象と読み方のギャップがあまりにも大きすぎて、びっくりした。
興味が沸きすぎたので調べてみると「阿」とは「ひさし」という意味があり、四方にひさしが垂れているので「四阿」なのだそうだ。
意味には納得したのだが、「東屋」という明快に分かりやすい字があるのだから、わざわざテプラでひらがなを追加するくらいなら、公園の地図にはそちらを使うべきと私は思うのだが。
また一つ知識が増えた、ということにしよう。