2ヶ月ほど前、福島市内の「蓬莱岩」と呼ばれる奇岩を見に行ける遊歩道を歩きに行ったのだが、まもなく到着というところで木橋破損のため通行止めになっていていたのである。
↓↓以下参照
その数週間後、このブログを読んで下さった知人からメールが届き、大変ありがたいことに別ルートがあることを手製の地図添付で教えてくれたのである。
機会を伺いつつも猛暑や雨でタイミングが合わなかったのだが、このたびようやく足を運んできた。
今までまったく知らなかったところに専用の駐車場があるそうで、いただいた地図を頼りにそこに到着。
ここから未舗装道を歩き出す。川に向かっていくのでずっと下り坂だ。
ほどなく、こんな碑が立っていた。この一帯「阿武隈渓」は昭和28年に県の「名勝及び天然記念物」に指定されているのだ。
少し進むとかなりの急傾斜となり、とっさに「行きはよいよい帰りは恐い」という言葉が頭に浮かんだ。
周辺は竹林である。
えっちらおっちらほぼ下りきったところにこんな看板。
真ん中の「上蓬莱橋 約2km」が前回来た道で、この先が行き止まりになっていたのだ。一番下が今回のコースで「近道」とあるが、確かに駐車場から10分ほどで下りてこれた。
河原まで行ってみる。
目の前に蓬莱岩がドーンと見えるので、川としてはかなり迫力ある景色である。
上流側。
下流側。
まさに渓谷美である。
せっかくなので動画でも撮ってみた。
まさかこの先10kmほど下流で、毎朝散歩で見ているこの大河的な景色
に変貌するとは思えない眺めである。
帰路は想像通りかなりきつい登りとなったが、距離は短いので無事往復出来た。歩いた時間は合計30分に満たない。
来てみて私が不思議に思うのは、なぜ「県指定名勝及び天然記念物」の碑まで設置されているこの近道ルートをもっとPRしないのかということである。
今回は地図があったから駐車場まで行けたのだが、途中には何の目印も案内もない。
せめて前回行った通行止め箇所には、「こちらのルートから行けます」みたいな案内をしてもよいのではないかと思うのだが。
こんな丁寧な地図看板があって近道ルートも記されているが
下まで降りたところに設置してあったので、現地まで来てみないと分からない。
本来はせめて駐車場に設けるべきではなかろうか。
確かには入り口は狭く、駐車場も数台しか止められないので大勢来られても問題があるのかもしれないが、せっかくの名勝地を地域観光の一つとしてPRすることのほうが意義があると思うのだが。