中学生アルバイト | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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私が初めてお金を稼いだのは、中学1年生の時に始めた新聞配達のアルバイトであった。

自宅から自転車で15分くらいのところに新聞販売店があって、店の前に貼ってあったアルバイト募集の文面を見て近所の友人と二人で応募してみたのだ。

 

すぐに私の自宅周辺の80軒程度を担当することになり、初日はバイクに乗った店の方と一緒に回ってコツを教わり、たぶん翌日からは地図を片手に1人で配達していたように覚えている。

最初の半月がんばっていただいた千円札数枚(?)のうち一枚を当時まだ元気だった祖父がしばらく仏壇に飾っていたのをよく覚えている。

毎日の早起きに耐える根性がなくて半年も続かなかったのだが。

中学3年の春休みには、当時自宅近くに新たに建設する団地造成工事を当社が受注し、会社の誰かから頼まれて作業のアルバイトをしたこともあった。

はっきりは覚えていないが、石を積んだり材料を担いで運んだ記憶がある。

1週間程度がんばって、もらったバイト代の額を一緒に作業した人に話したら「中学生とはいえそんなに安いはずがない。お父さんに騙されたんじゃない???」と言われたことが忘れられない。

 

先日そんな思い出話をしていた時、果たして今はそんなこと出来るのだろうか、とふと思った。

昔は新聞配達や牛乳配達(今はあまり聞かなくなった)など中学生がよくやっていたものだが、最近は一切そんな話を聞いたことがない。

工事現場で中学生がアルバイトなんてのも、現実的にありえないことだと思う。

 

改めて調べてみると、中学生のアルバイトというのは原則的に法律違反なのだそうだ。

私が現場でアルバイトした当時がどうだったのかは知らないが。

ただし、どの情報にもあらかた以下のような説明が入っているのが気になった。

 

中学生は原則バイトをできませんが、例外的に許容されるバイトがあります。現時点では新聞配達、牛乳配達、芸能関係の子役やキッズモデルの仕事などがあります。

※以下参照

https://townwork.net/magazine/knowhow/low/130123/

 

まさに新聞配達、牛乳配達だけは今も許されている、というのになにか違和感を覚える。

早朝の重量物(数が多いので)配達作業がよいならば、もっと軽度な作業はいろいろあるではないか。

昭和の価値観がまだ残っている法律のように思うがどうであろう。