土偶もなか | 寿建設 社長ブログ

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福島市の上岡遺跡で発掘された、国重要文化財「しゃがむ土偶」は非常に魅力的な土偶である。

撮影=山崎エリナ

 

同じようなポーズをした土偶が全国で発見されているということを知った時はとても驚いたものだ。そして「チョークスリーパー」という技にも似ているのである。

 

2年前に福島市がこの土偶の愛称を募集したところ、全国から4,140件もの応募があり、厳正な審査の結果、「ぴ~ぐ~」という名前に決定した。しゃがむ土偶が福島市の名産でもある桃の畑から見つかったことから、Peach(ピーチ)と土偶(どぐう)を組み合わせたネーミングとなっている。

 

さて、当社から車で約10分、同じ飯坂町にある和・洋菓子店「パティスリーサワダ」さんが、なんとその土偶をモチーフにした「もなか」を商品化し、販売を始めたのを少し前に新聞で知った。

この店の「びっくりあげまんじゅう」は人気商品で、私も時々現場に差し入れにもっていくことがある。

 

 

先日近くまで行ったので店に寄り、その「土偶もなか」を購入してみたのである。

こちら、3個入り。

ラベルの裏には、きちんと土偶のことが説明されているのがいい。

開けてみると、意外にもこうして前後のパーツに分かれている。

ひっくり返すとこう。

そうなのだ、アンコは添付の別袋に入っていて自分で投入し作るという仕立てになっている。いわば土偶作り体験もできるのだ。

アンコを入れて両面をくっつけるとなかなかリアルな再現度で感心した。こりゃいい。しゃがんだ状態で自立もする。

私はこの土偶にかなり愛着を持っているので食べるのに勇気がいるのだが、土偶と組み合わせた変わったお菓子としてぜひ話題になってほしいものだ。そしてこの独特な土偶のことももっと多くの方に知っていただきたい。


ふと検索してみると、ちょうど一昨日Yahooニュースにもなっているではないか。

 

記事の最後にあった、社長さんの言葉に共感である。

「お菓子を通じて、このすばらしいものを広めていきたいなと思って作った。これから福島、飯坂温泉を一緒に盛り上げていきたい」

 

限りなく微力ながら私からも宣伝させていただいた次第。

 

そして、一口食べると、こんな姿に…。