本を買うと出版社の「しおり」がページに挟まっていていることが多く、書店によっては購入する際にさらに自店の「しおり」をサービスで挟んで下さる。
となると1冊に2枚である。
よって、本を買って読めば読むほど「しおり」は増えていく。
私が使っている文庫本カバーには「しおり」を差せるように切れ目がついているのだが、どんどん貯まっていき、ある量を超えると処分することになる。
本好きにとっては、これがなんだか心苦しい。
なにかに使えないかと都度思うのだが、サイズもまちまちで何とも使いようがない。
インターネットで「しおりの再利用」と検索してみると、逆に何かを再利用して「しおり」を作るというような情報しかない。
これだけ「しおり」が集まってくるのに、さらにリサイクルで作っては余るばかりである。
漫画「ドラえもん」に登場した秘密道具「バイバイン」を思い出す。
これを物体に1滴垂らすと、その物体が5分ごとに倍量になる液体だ。
里まんじゅうをたくさん食べたいというのび太の希望にドラえもんが取り出すのだが、「残さず食べる」という約束を守らなかったせいで栗まんじゅうの増えるスピードに食欲が追いつかなくて、食べきれなくなるという話。
そこまで大げさでないのだが、本を買うたびに「しおり」はどんどん増えていく。
どなたかよい活用法をご存じないだろうか。