新聞記事で見かけた「SNS原稿用紙」という見出し。
一見なんのことか分からないこの言葉。
文字を書くことを必要としないSNSになぜ「原稿用紙」??
記事を読むと、手書きの文字をインスタグラムなどに投稿する人が増えているらしく、スマートフォンの画面の縦横比と同じ外枠を設け、マス目も通常より大きく作った、SNS用の原稿用紙が商品化されているそうだ。
書くという行為が打つという行為に変わりつつある中、1周回ってもとに戻ったような感覚を覚えるが、時代のニーズに応えたすばらしいアイデアだと思う。
商品化された会社のHPを見るととても丁寧で品のあるデザインに作ってあるのが印象的なのだが、
http://www.asakusa-masuya.co.jp/product/s1.html
この会社は明治15年創業で、司馬遼太郎さん始め名だたる作家やクリエイターが特注で原稿用紙を作っているという、東京浅草の「満寿屋」さん。
HPをいろいろ読むと万年筆の滲みや書き心地にこだわった便せんや原稿用紙を作っているようだ。
私も最近万年筆を使い始めたのでとても興味を持った。
アイデアがいいだけでなく、品質もよいものを作っているというのがまたすばらしいと思った。