お仕事小説 | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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11月末の日本経済新聞土曜版NIKKEIプラス1の1面特集「何でもランキング」は「お仕事小説でやる気アップ」。

 

主人公が仕事に取り組む姿を描き、プロ意識や職務を全うする大切さを教えてくれる「お仕事小説」。書店員ら12人の専門家が、仕事と改めて向き合うきっかけになる作品を選んだ。

という記事である。

↓↓記事詳細はこちら

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO66619170V21C20A1W01001/

 

1位の「舟を編む」、4位の「コンビニ人間」以外は読んだことはがなかったので、以来順番はランダムだが少しづつ読んでいるところだ。

私はこの数年建設業という仕事を理解してもらおうという取り組みをいろいろやっているが、この記事をきっかけに逆に他の職業の物語はどんなものかと興味を持ったのだ。

 

これまで読んだのは、文書や原稿の不備や誤りを調べる校閲、和菓子店、IT商社の営業、駅員、雑誌(しかも女子中学生向けファッション誌)編集、という、見事なまでにバラエティーに富んだ仕事の物語を堪能させてもらっている。

どの小説もよく調べられていて実に面白い。どの作家さんもすごい才能だと感心する。

建設業の仕事も本質的な部分を全然理解してもらっていないのと同じように、私自身も他の仕事のことをまったく理解していないことがよく分かった。

 

どんな仕事にも目立つ部分と目立たない部分はあるわけで、小説を通して目立たない部分の苦労や難しさがよく分かる。

どの小説も新しく採用されたばかりだったり、配置換えになった直後の主人公目線が多いので、特に共感しやすい。

 

この記事が出る少し前に「ピアノ調律師」が主人公の小説を読んでこれも大いに面白く、以下ブログで

 

つい建設業の仕事をこんなふうに描いてくれる小説が登場しないかと妄想してしまう。

場合によっては「建設文学大賞」とでも題して公募するのもありかもしれない。

 

と書いたが、今回ますますそのような思いに駆られている。