新しい正月様式 | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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新年あけましておめでとうございます。

 

福島市のコロナ感染拡大による「緊急警報」の自粛要請を厳粛に受け止め、県外に出ている息子2名は帰省せず、妻と中学2年の娘と3人で最低限の買い物と用足し以外は自宅に籠っての正月である。

 

例年の大みそかは家族でどこぞの温泉旅館に泊まるのが恒例になっていた。

我が家はテレビがないので、この時ばかりは夕方から翌日の午前中までだらだらとテレビをつけて過ごし、私だけは早々に酔って早寝早起き、あとは皆それぞれ年越し番組を見ながら深夜まで起きるのである。その後妻の実家に行って泊まり、私の実家に行って飲むのである。ほぼそんな感じの毎年の正月だった。

 

緊急事態の今年はどうせなら今まで経験したことのない正月にしようと腹をくくった。

 

まずはテレビのある我が家にしてみたのである。私個人としては20歳の頃から、そして結婚直後に妻の持っていたテレビがあったが、間もなく壊れて以降20余年ずっとテレビのない生活であった。

今の自宅パソコンは専用カードを挿してアンテナケーブルで繋げばテレビ放送を見ることは出来るのだが、当然一度もセットしていない。

説明書に従ってセッティングし、さて見てみようという時、家族は「ドキドキする~」と興奮状態。映像でたまに目にする、昭和の時代に初めて自宅にテレビが届いた時の光景のようだった。

 

居間に円卓を置いて料理に箸をつけつつテレビを見ながら年越し、というのは結婚以来初めてである。

なんだか日常とは異なる違和感があったが、それがまた少し正月らしい気分にさせた。

それから箱根駅伝を見ながらZOOMでうちの息子2名と妻の家族(両親と妹家族)と新年のオンライン挨拶もやってみた。

「恒例」ではなく、新しいやり方による一年の始まりは、新時代到来という感覚を持ててよかった。

(「テレビが新時代か!」というツッコミはご遠慮下さい)