所用があって、大学生の頃の写真を探していた。
少し前に妻が自宅の写真をすべてデジタル化したので、パソコン画面上で探しやすい。
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12591437424.html
探しながらも、どうしてもいろいろ昔のことを思い出しながらたくさんの写真を見てしまう。もはや30年以上前である。
特に思い出深い写真を見つけた。
神奈川県の丹沢山系にある、三ノ塔という標高1200mの山頂での日の出である。
この山から見える神奈川の海越し(江の島も見える)日の出が実にきれいで、当時何度か見るために登っていたものだ。
これはその中の一枚。(私は右から2番目)
何度かのうちの一度はクリスマスだったことをよく覚えている。
私の右に写っている友人とクリスマスイブに麓のキャンプ場に泊まり、早起きしてクリスマスの日の出を見に行ったのだ。
当時はいわゆるバブル時期で、移動の小田急線電車は派手に着飾ってはしゃぐ若い同世代が大勢いる中、ザックを背にがっつり登山の恰好で山に向かうのが屈辱的なような、カッコイイような、複雑な気分だったのを思い出す。
「娘さんよく聞けよ 山男にゃ惚れるなよ 山で吹かれりゃよ 若後家さんだよ」(山男の歌)という歌詞に代表されるように、当時山を登る男たちは、単にモテないだけなのにその理由を山であると勝手に思い込んでいたと私は想像している。