写真家・山崎エリナさんの写真集「ただいま おかえり」(小学館)は、私にとっては衝撃的かつ運命的な写真集であった。
当時のブログでこう私は書いている。
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ふとした会話をきっかけに、都会から久しぶりに郷里に帰省する道中から、故郷の景色、そしてまた都会への帰るまでの数日を、写真と短い言葉で綴った、いわばロード写真集である。
ページを開きながら、何か最高に素敵なドキュメンタリーを見せられているような、物語を感じる写真集なのである。
一言でいえば、写真を見ているうちに心が揺さぶられるのだ。
これはずっと大事に持っていたいような写真集である。
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(以下参照)
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12329009321.html
(調べたところそれが2017円7月20日なので、まさに「ちょうど」である)
※経緯は以下
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12395223741.html
その衝撃の通り次々といろんな展開が起こり、3年後に当社の現場の写真集が2冊も世に出ることになるとは微塵も想像していなかった。
すべてはこの写真集がきっかけだった。
「ただいま おかえり」を撮影したのが、今回の水害で被災している熊本県球磨村で、山崎さんは「写真でエールを送らせていただけたらと」との思いで、写真集から抜粋した写真で構成し、ご自身の歌も重ねたスライドショー動画を公開した。
芸術家の思いのこもった、すばらしい、いやすごい作品だと思う。
私も改めて感動した。胸に刺すやさしさを感じる。
ご縁を通して、被災地の方の目に留まって、何かの支えになっていただくことを願いたい。
動画はこちら。