世の中に存在するいろいろな問題の中で、特に解決を急ぐことが重要だと思うのが最近特にニュースに多い、実の親による子供の虐待である。
幼い子供にとって唯一の便りである親から攻撃されるという、これ以上逃げ場のない状況はない。
私はいろいろ関連の本を読んでいて複雑な要素が絡んでいる問題であることを認識しているが、現実に被害にあっている子供を想像すると、何か一つでも自分に手を差し出せることがないものかと考えてしまう。
先日読んだ本には、こんな文章があった。
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残念ながら、世間一般の虐待に対する眼差しは、長年変わっていない。
メディアが虐待のニュースを流すと、識者も一般人もそろって「鬼畜」のような人間だと見なして批判し、返す刀で児童相談所や行政の不手際を指摘する。そして諸悪の根源を世にさらしたとばかりに満足し、別のことに関心を向けてしまう。
事件の裁判がはじまって真実が明らかになる頃には、たいがいの者は事件があったことさえ忘れている。年間数十件に及ぶ虐待死の大半は、わずか数日で消費されるだけのニュースのネタでしかない。
この問題に関わっている友人がいる。
虐待されている児童など、環境上養護を必要とする子どもたちを入所させる児童養護施設を運営されているのだ。
↓↓詳細
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12256792588.html
自己満足程度のほんのわずかなことだが、応援させていただいている。
その児童養護施設が、子供たちが思い切り遊べるグラウンドを整備するためクラウドファンディングで資金支援の募集をしている。
子どもの成長に合わせた、遊び場を!児童養護施設「森の風学園」
以下が友人であり、施設の園長である熊田富美子さんによる依頼文章。
ぜひご一読いただき、趣意に賛同される方はご支援をご検討ください。
すでに目標額に達成したところだが、多ければ多いだけ役に立つはずです。
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児童養護施設に入所される子どもは、家庭や学校で問題を抱え、精神的に苦しい環境で過ごしてきた子が多いため、人と話すことを苦手とし、外に出ることも嫌がります。
しかし、「森の風学園」は自然豊かな立地のため、"雪で遊びたい""あそこの山を登ってみたい"と冒険心が芽生え、最初は外に出たがらなかった子どもたちも、自然と外に出て遊ぶようになります。
そういったきっかけを通じて、他人との関係づくり、つながり方に慣れていくことにより、心の殻にこもってしまっていた子たちも、徐々に自信につながり、不登校であった子が学校にいくきっかけにもなるのです。
また、美しい自然に囲まれているため、情緒が育ち、今まで見向きもしなかった、空の色や月を見て「今日の月はブランコみたいだね」と話しかけてくれたりします。
みなさんも経験があるかもしれませんが、小学生になると「自転車に乗ってみたい!」や「キャッチボールをしたい!」と思い始めるなど、成長にあわせて遊びたいものも変わっていきます。しかし、「森の風学園」は山の中にあるため、山遊びは充実していますが、いわゆるスポーツなどができるスペースがないような状態でした。
そんな状況から、隣接している畑の地主さんに相談したところ、平らな畑を貸していただけることになりました。
その畑を、グラウンドになるように整備し、「ようやく、子どもたちの遊び場所ができた!」と思いましたが、畑の土は柔らかすぎて雨などが降るとグラウンドはぐちゃぐちゃになってしまい、自転車に乗ったりできなくなってしまいます……。
また、ボールが飛んでいかないように遮るようなものがなく、キャッチボールをしていた子どもたちが、駐車していた車にぶつけてしまい、壊してしまうというアクシデントなどもあり、子どもたちがおもいっきり遊ぶことができないのです。
今回のプロジェクトでは、子どもたちのために、グラウンドに山土を敷き土台を固め、バスケットゴールと野球用のネットをつくる予定です。
グラウンドができることによって、今まで山の中で走り回ることしかできなかった子どもたちも、違う動きやスポーツができるようになります。
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