世の中には、ちょっと不便だなと思いつつ昔からずっとそのままのもの、というのがある。
食べ物関係でもいろいろある。
私がいつも思うのは、餃子のタレである。他の料理はスープもソースも店が配合するのに、餃子だけは醤油、酢、ラー油などが置いてあって、食べる側に委ねているのである。
私はあれがとても面倒で、各店の配合で「餃子のタレ」としてほしいと思う。
4~5人で食べたりする時にはテーブル上がごちゃごちゃになる。
納豆のパックもとても扱いにくい。
開くと薄いフィルムがあって、そこに納豆にネバネバがついてそれがベタベタくっついてきて、そこに小さなタレとからしの袋があって、これがまたやりにくい。
もう習慣になってしまっているが、いつも手間がかかる。
最近知ったのだが、そこに着目して不便を解消した「パキッ!とたれ」というのが10年ほど前に誕生していたのだ。
フタの部分にジェル状のタレを入れそのフタを「パキッ!」と割って入れるという手法と、乾燥を防ぐためのフィルムがなくてよいような形状のフタを開発したのだ。
今までの「ただの」フタを、いろんな工夫の入ったフタにしたのである。
私はまだ経験はしてないが、近々ぜひ「パキッ!」とやってみたい。
HPもいろいろアイデア満載で面白い。
http://www.mizkan.co.jp/chilled/pakitto/
新しい発想のヒントは、「不便」にいかに気づくかなのだと思う。