北海道・札幌で建設会社さんの安全衛生大会にお声掛けいただいたので、喜んで参加した。
札幌市内の現状をこの目で見ようという想いもあったのだ。
↓↓事前に送っていただいた現地の写真
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12403869892.html
会社の方に市内をいろいろ案内いただいたのだが、全般的に普通の日常の姿がほとんどであった。
震災から1ヶ月と少し。
見て、話を聞いて分かったのだが、札幌内で実質的に大きな被害があるのは清田区他何か所かの限られた一部だけで、他の地域は電気回復後にはもとの生活に戻っているということのようだ。
上記の写真の清田区里塚地区付近も通ったが、被災範囲は私の頭に描いていたイメージよりはかなり狭い範囲であった。
もちろん家が壊れて今も大変な思いをされている方はたくさんいる事実はあるし、ご苦労されている方も多いことと思う。
だが、外の人はもっとかなり広範囲で被災しているという印象を持っているのである。
熊本地震の時も少し後に現地に行ってみて、メディアを通して頭の中に描いたイメージとは異なる姿があった。具体的にいえば、かなり局地的な被災であった。
↓↓熊本訪問直後の感想
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12158815598.html
大きな被災をした箇所の写真や映像ばかり見るので、どうも東日本大震災の時のように広域的にそうなっていると思い込んでしまうのではなないかと私は想像している。
この誤解をなんとかしないと、被災していない地域にも足が遠のき、結果的に支援や経済にも打撃を与えてしまうのだと思う。
事実、私も今回の北海道行を遠慮する(というか災害対応で安全大会は中心になると想像した)連絡をしたのだが、「むしろ来て励ましてやってほしい」という言葉で再度行くことにしたのである。
福島に戻っていろんな人に話をすると、やっぱり同様に思い込んでいるようであることが分かった。
災害時にメディアはこぞって被災箇所の衝撃映像を集中報道するが、その後の復興状況、何が今支援すべきことなのかの本質的情報がなかなか伝わってこないのは大きな問題だと思う。