友人から聞いた面白い話。
夏休みに家族で九州のとある離島に行ったのだそうだ。
かなり前から旅券や宿を押さえて、１ヶ月ほど前にレンタカーの手配をしたところ、これがまったくない。たまたまそのタイミングでその島では大きなイベントがあって、全部予約が入っていたことが分かったというのだ。
島に行って泊まれても、足がなければ旅行にならない。
発想力豊かな友人は、島内の自動車整備工場などに電話し代車でいいからないか、などというところまで調べたけれども、やはりまったくない。
追い込まれた友人はすごいことを思いつく。
島から最寄の九州の都市の「便利屋」に目をつけたのだ。
便利屋にその都市でなんでもいいから安い車を探してもらい、それをフェリーで島に運んでもらうというアイデアである。
お金は高くついたが、こうしてなんとか足を確保出来て旅行は成立したということである。
どんなに困難な状態にあっても、知恵を絞ればなんとかなるのだなあ、と思い知らされた事例。
それにしてもすごいアイデアである。
推理小説のトリックで使えそうだ。