賢い道路 | 寿建設 社長ブログ

寿建設 社長ブログ

福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

8日の日本経済新聞に興味深い見出しの記事があった。
「賢い道路」米で受託


http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11449840X00C17A1TJC000/

パナソニックがITを使って事故や渋滞を出来るだけなくすような交通システムをアメリカで開発する、という記事だ。

 

記事には具体的にこんな記載がある。

 

道路に設置したセンサーで歩行者や車の動きなどを検知して安全な運転を誘導したり、渋滞を回避したりするシステムを想定している。例えば歩行者や障害物を見つけて危険と判断すると運転者に警告する。
車載通信機器や道路センサーから集めたデータをもとに道路の混雑を予測し、走行中の車に情報を配信して渋滞を緩和することもできる。事故が起きた時には、交通規制やスムーズな信号の調整にも役立つ。いわば「賢い道路」だ。

 

今までの道路の概念とは、まったく異なった視点での道路といえる。

 

年末には、海外で道路に太陽光パネルを敷き詰めた「ソーラーロード」が開発され、試験中という記事も読んだ。
パネルは大規模な面積での太陽光発電をするだけでなく、内部にヒートパネルを組み込んで雪を溶かす機能や、LED発光機能を加えて路面に車線や注意喚起等の表示をすることも出来るようになるという。
↓↓驚きの情報
http://irorio.jp/daikohkai/20160708/334044/


これからの道路管理は、これまで地道にメンテナンスしてきた建設会社ではなく、これらのようにまったく違う業種の発想でIT等を駆使して展開されていきそうだ。

 

果たしてこれがわが国で現実になった時、道路のメンテナンスはIT技術者や電気屋さんに打って変わり、地域の建設業者はますます役割が減っていくことになるのであろうか。