1ヶ月ほど前、小4の娘がずっと歌っていた。
♪秋の夕日にテルヤマモミジ~
娘に聞く。
「テルヤマモミジって何のことか分って歌っているの?」
「・・・・、えー分かんない。何~?」
娘は歌詞を何も考えてないで歌っているのである。
これは親として教えてなければならない。
「照るって言葉知ってる?光が反射するっていう意味の。秋の夕日にね、反射する山の紅葉ってことだよ」
「ん?ん?」
ピンとこないのでしばし時間をかけて説明してようやく納得した。
この歌は、曲に歌詞が乗るとカタカナっぽく聞こえるのではないかという印象がある。
「テルヤマモミジ」とか「スソモヨウ」とか。
このような、歌詞の意味が分からかったり誤解されたまま音だけを覚えてしまっている歌の話はよくある。
漫画のアニメ「巨人の星」のテーマ曲の「思い~込んだら」の部分が、映像と重なって「重いコンダーラ」と誤認されていた話は有名な例。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1484179899
「テルヤマモミジ」の全部の歌詞は以下。
1.秋の夕日に 照る山紅葉(もみじ)
濃いも薄いも 数ある中に
松をいろどる 楓や蔦は
山のふもとの 裾模様
2.渓(たに)の流れに 散り浮く紅葉
波に揺られて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦
文章で見るとなんと美しい日本語だろうか。