昨年家族で東京に行った際、友人家族と共に都内を少し歩く機会があって、話の流れであの「東京大学」に足を入れることになった。
休日も一般開放されていて、自由に中に入れるのだ。
http://www.u-tokyo.ac.jp/index_j.html
校内の建物は歴史を感じさせる重みがあり、興味深々で見学した。
昼の時間だったので、東京大学の学生食堂で昼食を摂るということになった。
中身は普通の学食で、友人と私は家族より先にカツカレーの食券を買ってカウンターに出すと、厨房の中がなにやらもめ始めた。
食堂が開いてすぐの時間だったためか、食券を渡されてからカツカレーを出すまでの手順がうまくいかず、仕切っていたおばさんが「あなたはカツを置く」「あなたはルー」「違う！」みたいな指示で騒いでいるのだ。
結果、受け取ったカツカレーの乗ったトレイを持ってテーブルに座り、見ると私と友人のカレーの色が違う。
なんと、知人のカレーは間違ってハヤシライスのルーがかかっていたのであった。
もちろんたまたまではあるが、日本の最高学府の東大の食堂は、カツカレーを出すだけでも大騒ぎしたあげく違うものが出てくるということがとても面白く、知人と笑った。
食後、売店に行ってお菓子を買って校内で食べようということになる。
私が２１０円の商品をレジに出したら、どういうわけか「１７２０円です」と言われ、「ええ？これそんなにするの？？」と答えると、今度は「２１円です」と言われ、「２１０円でしょ」と教えてやっとレジに２１０円と表示された。
単なる偶然には違いないが、初めて入った東京大学で２回お金を払う機会が、どちらも対応がトンチンカンだった。
結果、私にとって東京大学の印象は「トンチンカン」となった。
第一印象というのは非常に重要である。と改めて認識した。