新しいアイデアや発想は、自然界の中から見つかるものだ。
以前書いたが、当社の得意技術でもあるシールド工法はフナクイムシの生体がヒントだったという。
http://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12097166181.html
最高速度時速300キロの新幹線を開発する際、空気抵抗による騒音を少しでも軽減するため、獲物を狙って水中に飛び込む時に水しぶきがほとんど立たないどカワセミのクチバシの形状をヒントにしたり、音を立てずに飛行するフクロウの羽を形をパンタグラフに用いた話は有名だ。
メルセデス・ベンツ社のある車のボディは、ハコフグという魚の形を真似ているそうだ。
ハコフグは、その名の通り箱型のフグ。一見モサっとした姿。
他の魚のように身体をくねらせて泳ぐわけではないのに、1秒間に体長の6倍の距離を進むほど速く泳ぐらしい。
しかも骨組みががっしりしていて、障害物にぶつかっても強い。
速く進んで頑丈、というのは車の理想であり、ベンツはそこに着目して車を開発したという。
写真で比べると、本当にそのまんま。
本業だけでなく、いろんなことに関心を持つと、それが本業での新しい発想のヒントになるということだろう。