【そう言えばそうかも】言葉の意味の、2つの意味③ | [望む人生を言葉で引き寄せる!]言葉と声のハーモニスト・松本エリハ

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元舞台俳優で現役国語教師&ラジオパーソナリティの松本エリハが、言葉と声の調和によって望む人生を引き寄せるカンタンな方法をお伝えします。

【そう言えばそうかも】

 

の続きです。

 

 

[新しい職場に移った

Aさんの場合]

 

Aさんは転職しました。

 

新しい仕事には熱心に取り組んでいます。

 

新しい職場には2人の先輩がいます。

B先輩C先輩です。

 

Aさんも含めた、3人を束ねる上司は

D所長

 

普段、Aさんは

B先輩とC先輩に仕事を教わっています。

 

ところが。

 

B先輩とC先輩では、

教える内容に違いがあって

 

B先輩は「αという仕事を先にやれ」と言い、

 

C先輩は「αは後回しにしてβを覚えろ」と教えます。

 

 

現場にD所長は時々しか顔を出しません。

 

ある日、D所長が現場に来て、

3人全員がいる場で

 

「何か問題はありますか?」

と質問しました。

 

 

この場合Aさんは、

 

誰に

 

何を

 

どのように

 

伝えればよいでしょうか?

 

 

 

 

[こたえ]

 

結論から言えば、

固定した答えはありません

 

 

人間関係の話ですから、

 

人が違えば、タイミングが違えば

正解は変わってきます。

 

 

そもそも

 

人間関係で答えあわせをすることなど

できないものです。

 

 

ただし

 

このAさんの例に限らず、

 

人間関係の中で何か出来事が起きて

 

何らかの感想

混乱した、困った、不安になったetc..)

を抱いた場合、

 

その感想を誰かに述べたいのであれば

自由に述べればいい

 

ということは覚えておきたいものです。

 

 

[「感想を述べる」と

「文句を言う」は別物である]

 

この手の話をするとたいてい、

 

「新人なのだから

先輩に文句を言わず素直に従うべきだ」

 

といった意見が出るのですが、

 

この時点で、

 

 

【そう言えばそうかも】

 

 

で述べた

 

①辞書的意味(客観的意味)

 

 

②主観的意味

 

の区別が付かなくなっていることに

 

気付く必要があります。

 

 

 

 

[「感じたことを伝える」

ことから始まる]

 

私たちは自由ですから、

 

何を感じたか

 

どう感じたか

 

を、

 

誰に

 

どのように伝えるか

 

 

これを自分で選ぶ権利を持っています。

 

 

伝えたくなければ、

 

伝えない

 

という選択肢も持っています。

 

 

 

ただ、

 

「私は○○と感じました」

と誰かに伝えることではじめて、

 

あなたという人は表現されます

 

 

あなたが

 

どのような価値観をもつ

 

どんな魅力にあふれた人なのか

 

ということは、この

 

「私は○○と感じました」

 

と表現することによってのみ

 

他の人に伝わるのです。

 

 

私たちはずいぶん忙しくなってしまったので、

 

普段の生活や人間関係の中で

立ち止まって、

 

このようなことを考えたり

 

誰かに聞いてもらったり

 

混乱した気持ちを整理したり

 

そういう時間を、

 

ほとんど取らずに暮らしています。

 

 

つまり、

 

「私は○○と感じました」

 

自分の感想を表現する場も、

それによって

 

あなたがどのような人かを表現する場

ままならないままに、

 

日々やらなければならないことに追われている。

 

 

 

気付き、自覚する時期に来ているのです。

 

[まとめ]

 

ずいぶん長い記事になりました。

 

お付き合いいただきありがとうございます。

 

 

 

伝えたいことはひとつです。

 

 

「私は○○と感じました」

 

って、

どんどん

伝えていきましょうよ。

 

 

もちろん、伝えたくなければ

伝えなければよいのです。

 

ただ、

 

思ってるのに、言えない(言わない)

 

言いたいのに、言えない(言わない)

 

という状態がどんな場面でも続いているのなら、

 

何か一つ、どれからでも良いので

 

誰かに、

伝えてみてはいかがでしょうか

 

 

また、

 

「私は○○と感じました」

 

と伝えるためには、

 

「私」が「どう感じるのか」を

知っている必要があります。

 

そしてそれを、

言葉で伝える必要があります。

 

この二つの工程に

慣れる必要がある方も

相当数いらっしゃるはずです。

 

 

そして、

 

「私は○○と感じました」

と、

 

はっきりと自分を伝えている

 

 

そんなあなたを見て

 

文句ばかり言う」

 

「何も分かってないくせに」

 

口より先に手を動かせ」

 

などと言って耳を貸さず、

 

 

あなたという人が

どんなに魅力的か

 

には興味すらない

 

と本気で考えている方に、

進んで費やす時間はどうやらなさそうです。

 

 

もちろん人間同士ですから、

 

伝え方

 

に気を配る場合だってあるでしょう。

 

 

ただ、

 

伝え方に気を配ること

 

本音を隠す

ことも、これまた別物ですから、

 

相手へのリスペクトさえ忘れなければ、

 

本当に伝えたいことは

案外あっけなく伝わるはずです。

 

 

 

ただ、、、

 

 

それでも伝わらない場合もあります。

 

 

これは、

 

何をどうやっても、

なかなか伝わらない現実

 

を、

自分自身が欲している場合です。

 

 

これについてはまた改めて書きますが、

 

そうそう上手くいってはいけない

というリミットを自分に課している

 

というケースも多々ありますので、

 

もしかして自分かも」

と思う方は、

 

ぜひその時に読んでみてください。

 

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