尊い命 | teruのオーストラリア田舎暮らし日記

teruのオーストラリア田舎暮らし日記

オーストラリアの超田舎町に住むteruのブログです。
日本人一人いないショッピングセンターも信号もない超田舎町に夫と息子の3人で住んでいます。
2010年12月に産まれた息子タイタイのことをメインに子育てのこと、海外生活のことを書いています。

少し前の話しになりますが、ちょっとなかなか書けなかったことがあります。職場のボスからカフェスタッフTさんの義理の息子さんが亡くなったという話しを聞きました。Tさんも私同様かなり長く勤めているスタッフの一人で彼女の成人した娘さんと息子さん、そして週末には高校生の娘さん二人連れてくるので日によってはTさん家族でいっぱいになります。

 

土曜日家族総出でのシフトに入っていた時にTさんに警察から電話で連絡があったそうです。義理の息子さんが火事の事故で亡くなったと。でもまだ詳細は明らかにされていませんでした。本当にショックだったろうけどとにかく仕事は続けたTさん。ボスの配慮で自宅に籠っていると余計なことばかり考えてしまうからということで職場で忙しくされていたTさんでした。

 

でも先日のお葬式後から体調を崩しているようで今しばらくお休みされています。

警察の調査によって後日少し真相が明らかになりましたが、Tさんの義息子さんは若い友達夫婦と一緒の敷地内で過ごしていたそうです。友達夫婦は庭に置いてあるキャラバンで寝ていたようで義息子さんは屋外で屋外用の寝袋?シュラフ?で寝ていたところキャラバンから火・煙が出ているのを発見。

 

すぐに中に入ってまず旦那さんを助け出し、その後奥さんを救出に向かったけどその時にキャラバンの天井が落ちてきて逃れることが出来なかったそうです。もうヒーローですよね。友達一人助け出してもう一人も助け出そうとした時に亡くなってしまったなんて。

 

大家族のTさんですがこの彼はうちのカフェにあまり顔を出すことがなかったので個人的にはよく知りません。でもこうやってまだ20代前半の、しかもTさんの息子さんが亡くなるだなんて思いもしないことって起こる時には起こるもんなんですね。

 

彼以外にもここ1年でタイタイと同年代の子達が父親を無くすということもありました。一人は仕事上の事故で、もう一人はアスベスト被害で。こうやって身近な人たちが亡くなるという連絡を受けるとなんと表現してよいか分からない感情になります。人の命って切ないものですね。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。