富士見台中の歴史は、
平安時代に入っています。


さて平安時代には、
前九年合戦 というのがあります。

 ← 今の教科書 ↓


「 前九年
合戦? 前九年の のこと? 」
こう↑思った人も多いのでは。

 

そうです。

一昔前までは、前九年の役だったのです。
  ←  約10年前のテキスト


「 合戦 」と「 役 」の違いは何でしょう?

 

ここでまた、インターネットの登場です (#^.^#)
 
前九年の役(wikipedia)
>「役」の表現には
>「文永の役」「弘安の役」(
元寇)同様、 
> 華夷思想の影響が多分に見られ、
> 安倍氏が支配した東北が
> 畿内から異国視され、

 

なるほど分かりました。
京都からみると、東北は異国のようなもの。
だから「 役 」が使われたのですね。

しかし、それだと東北蔑視だから、
最近の教科書は「合戦」に変わった?

 

前九年の役(wikipedia)
>元々は「奥州十二年合戦」と呼ばれており

元々は「 合戦 」だったのですか……

前九年の役(wikipedia)
>ところが、
>『
保元物語』『源平盛衰記』『太平記』などでは
>「前九年の役」の名称で記されており、
> それが一般化して現在に至る


そして、
それがまた「 合戦 」に戻ったと……



しかし、ここでまた疑問が沸きます。

関ケ原の戦い 長篠の戦い
↑「合戦」と「戦い」に違いはあるのでしょうか?

 

ネットで調べると……。
合戦」は、スポーツの試合のように闘うらしい。
闘う前に大将が名乗りあったり、

お互いが気勢を上げたり。

ラグビーの試合みたいですね。


↑wikipediaより。 ニュージーランドが気勢を上げる


戦い」は、局地的な戦争です。
後方から奇襲したり、待ち伏せしたり。


もし、
紅白歌合戦という番組名
紅白歌の
戦いに変えたとしたら。
ケガ人が出そうです。

 

 雪合戦  ← 楽しそう 
 雪の戦い ← 怖そう

「 役 」「 合戦 」「 戦い 
それぞれ意味が違うのですね。

ということで、
今の教科書では前九年合戦なのです。



                             個太郎塾鶴瀬教室

 

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