¿Quién es El Niño y La Niña?
今年の春は雨天が多い・・・、と思っていたところ、夏至を過ぎて遅ればせながら梅雨に入ったと同時に空梅雨の日々。
線状降水帯の通り道になった地区にお住まいの方には不謹慎ながら関東エリアは意外と早く梅雨が明けてしまうのではないかと案じているところです。
長く続いたエル・ニーニョ現象が消滅しつつあるという気象情報。
エル・ニーニョの条件下では暖冬と冷夏の気候が現れることが多いと聞きましたが、その現象が過ぎ去ったということは、今年は厳しい暑さの夏が待ち受けているということなのでしょうか?
誰か超能力を持った人の力で夏を飛び越えて秋にワープしてもらえないものでしょうか。
暑さが苦手な私は例年梅雨明けが近づいたころに同じ妄想を抱くものなのです。
6月最後の週末は、長女と次女のところのエル・ニーニョとラ・ニーニャを預かることになり、前期高齢者のジイさんとバアさん2人では手に追えない事態が続きました。
順番が狂って、次女の方が二歳児(♂)、長女ところは月齢10ヶ月の乳幼児(♀)。
ちょっと目を離すとなにをしでかすかわからないイタズラ盛りの孫たちを相手に、足がもつれたり腰痛を発症させてしまったり、ジイさんもバアさんも体力が追いつかない有様です。
夜の帷が降りてエル・ニーニョとラ・ニーニャが順番に去ってやっと言葉少なめのいつもの空気が戻って来ました。
異常気象が去って、腰痛だけが残った週末のジイさん宅でありました。
入梅はいつ
まるで梅雨が明けた後のような週末の天候です。
関東地区では2023年は6月8日には梅雨入りしていたはずなのに、今年はだいぶ遅れそうな様子です。
梅雨入りが来週の半ば以降に持ち越されれば、夏至の方が先にやってくるという珍しい気象条件を経験することになるでしょう。
入梅が遅れた分だけ梅雨明けも先になるのでしょうか。
気象観測史上最も暑かったと云われた昨夏よりもさらに暑い夏を迎えることになるのでしょうか?
多数の高齢者が道端でしゃがみ込んでいた記憶ばかりが思い出される都市部の猛暑。
見上げる青い空には早くも小さな積乱雲の塊が目に入ります。
夏を迎えて当家のプランツたちの多くは葉を枯らせながら休眠期に入ろうとしているところです。
10号のポットで育てている原種シクラメン・ローフシアナム(20年生以上)はつい数日前まで青い葉を見せていましたが、気温の上昇で一挙に枯れ込み、休眠に入りました。
球根はさらに肥大して毎日のように用土をこぼしています。
(これ以上のサイズの鉢が無いので植え替えしようかどうしようか迷っているところです)
ネリネは一部の品種を除いてほぼ葉を落としました。
南の強風に枯葉の騒めきがうるさいので乾いたものから順番に取り去りました。
9月下旬ごろまでは禿山状態が続きます。
いずれの品種も想像以上に大きく育ってくれたことは嬉しいのですが、来年には拙宅マンションが大規模修繕工事を迎えるので、多くのプランツを処分することになるのだろうと今から頭を痛めているところです。
青空の鮮やかさには届きませんが、グルフィニア(ミニブルーアマリリス)の紫の花が美しく映えます。
今年は暖冬だったので早めに室外に出して水遣りを行ったことが影響しているようで、今月に入ってからこれで10本目のステム(花茎)を数えることになります。
思い起こせばこのプランツも当家に来てからそろそろ15年。
まだほとんど流通していなかった頃に入手して、ウェブ上で海外の育成情報を検索しながら育てて参りましたが、ダウンすることなく育ってくれました。
小種名リボニアナとシュープリームを混栽しているので、葉っぱにドットが入るものと無地のものとが入り乱れているのですが、「花」だけを見る限り両種間の差は無いようですね。
来週は大雨と猛暑日とがまだら模様になって襲ってくるようです。
目に見えない大きな気圧の変化は急な体調の変化となって現れます。
まだ梅雨入りはしていませんが、皆様も熱中症などお気をつけて、どうぞご自愛くださいませ。
晩春の黄葉
北海道の友人の庭ではプリムラやオムファローデスが満開を迎えているという知らせ。
関東のGWを彩る植物はサツキやツツジにハナミズキ。
当家のベランダでは仕事を終えて長期休暇に入ろうとする植物ばかりで、夏に向かって活動を開始する植物は2〜3種だけであります。
ヒガンバナ科の植物が多いベランダは殆どの葉が黄変をはじめて休眠に入ろうとしているところです。
旺盛で華やかな春の庭・・・というイメージとは逆に葉を枯らせていくものばかり。
強い日差しに当てないように少しでも日陰になる場所へと移動させてやらなくてはいけないこの季節。
球根植物の多くは来季に向けてこの時期のケアが最も大切な仕事のひとつ。
少しでも多くのゆるい日照を保ちながら、少量の水と薄い液肥を与えつつ、「最後の光合成」の仕事を支えてあげなくてはいけません。
この緩やかな晩生機をしっかりと作ってあげられるかどうかが秋からの活動期に大きく影響するのです。
なぜかと云うと、球根植物の多くが展開させた葉に残った養分を球根に向かって逆流させながら回収する時期がこの黄葉期だからです。
黄色く枯れてしまって見苦しいからと云って黄変した葉を取り去ってしまわないように。
養分の回収を終えてカラカラになったのを見届けてからゆっくりと枯葉を整理する、見守る心のゆとりが必要な季節なのです。
原種シクラメンのローフシアナム、30cmのプラ鉢からは毎日のように表面の用土がこぼれてきます。
今年はやっと黄変が始まったところですが、葉から回収する養分で球根(塊茎)が肥大(膨張)しているから土嵩が増してきているのです。
ブルンスヴィギア・ボスマニアエの葉は5日の間で緑色から黄色に変化し、葉を落としました。
休眠期に入っても根は動いているので決して水は切らさずちょぼちょぼと与え続けなくてはいけません。
秋から冬にかけてにたくさんの花を咲かせたネリネは夏季生育型の一部を除き黄葉を始めました。
梅雨期に入るまでは黄色に染まるベランダを眺めながら過ごす週末です。
毎年のことではありますが、晩春から初秋にかけてはガーデン・ネタがなくなる拙ブログです。
仕事のネタは掲載しないことにしましたので、やすみやすみ音楽ネタでもアップしてみたいと思います。
仕事と孫と音楽に植物、ときどき妻。いや最近は自分の身体の心配?
ゆるやかに時間が過ぎて行く黄金週間です。
ラケナリア・クリプランデンシス
春眠暁を覚えず。
春の彼岸が近づくと眠くなる。
気温の上昇と関係があるのでしょうか?
目覚めが悪くなるのではなく、夜の11時を過ぎると急に眠くなる気がします。
ラケナリア・クリプランデンシス(Lachenalia kliprandensis)の花が1週間でほぼ頂上まで咲き上がりました。
今年は例年よりも咲き進む速度が早いですね。
急に春がやって来た印象を強く受けます。
キジカクシ科(ユリ科・ヒアシンス科という説もあり)、南ア原生のケープバルブのひとつです。
15年ほど前には10種ほどのラケナリアを育てていましたが、いまはこの個体を含め4種類ほどに淘汰(?)されました。
スイスの植物学研究家ベルナール・ド・ラシュナル(Werner de Lachenal)に献名されています。
一番大きな花穂の長さが23cm。二番目が17cm。
2008年に初めて花を見た個体なので既に16歳を超えた球根です。
一球しかなかったものが8球まで増えました。
考えようによっては成長が遅く、なかなか分球しない種ともいえるでしょうか。
しっかりとした生育環境を作って上げればもう少し大きく育っていたことでしょう。
どうも私の場合はネリネの育て方に近づいていってしまうようです。
ラケナリアはこまめな手入れをしていないにもかかわらず毎年元気に花を咲かせる丈夫で忍耐強い植物。
まあそういうものしか当家では生き残っていないのですが。
さて毎週のようにしつこくアップしてきたアネモネ・パブニナの八重に変化してしまった個体のその後なのですが、一番花をカットしてから今朝は四番花まで開花しました。
春に開花する植物は、なぜか花の命が短い傾向にある印象なのですが。
そう感じるのは私だけでしょうか。
こちらが「二番花」↑
これが「三番花」↑
そしてこちらは「四番花」↑
奇数の開花に八重咲き性質が強く表れています。
四つめの花は既に八重咲きではなく単なる多弁花に先祖返りしてしまっているように見えます。
突然変異で八重咲きが出現した・・・、春の夢と思いつつこの先の変化を見守りたいと存じます。
なお、開花終了後と次の秋の発芽の際にはジベレリンの散布を実行するつもりです。
こうなったら実験植物として頑張ってもらおうと思う次第です。
春の朝はベッドから起き上がることが辛い季節?
熟睡は良いことなのですが、寝過ごさないようご用心。
見納め
暖冬と云われていてもなかなか最低気温が上がらない関東の冬です。
天気予報では今週から再び春らしい気候が続き、第4週には桜の開花が見られそうです。
ベランダではラケナリア・クリプランデンシスが咲きはじめました。
彼岸のあたりで満開を迎えるはずなのでおおよそ例年通りの生育状態のようです。
花穂の下から少しずつ開花がはじまり、頂上に至るまで10日〜2週間。
咲き進むスピードが気温の上昇と比例しているので今年はよく観察しておいて上げないとすぐに終わってしまうかもしれません。
当家にやって来てから十数年、毎年確実に花を咲かせる種です。
今年は花を咲かせることができそうな花穂が5本。
華やかな桜の開花に隠れて少し気の毒なラケナリアです。
こちらは原種シクラメン・コウムのCSE21/N88397という採集地コードナンバーが付されたいわゆるプラチナリーフの個体。
秋から春にかけてギラギラした怪しいプラチナ発色を見せる葉を持つ種なのですが、花はそれほど派手ではなく小さめで控えめ。
花の色は濃いピンク色の蕾から花が進むと薄く紫色に変化する性質があるようです。
まだまだこの先、どういう変化を見せるか野生種特有のワクワク感がある個体です。
さて飽きもせず3回目の掲載ですが、アネモネ・パブニナの「八重咲き」に変化してしまった個体です。
一番花の開花発見が2月21日でしたので、本日で18日間咲き続けていることになります。
一般的なアネモネ・パブニナは一重咲きで花の寿命は1週間から10日間。
このまま放置していては株(または球根)の負担が重なるのでこの後カットしなくてはいけません。
これが奇跡的な花の最後の画像になります。
来季もまた同様の花が見られる保証はありませんので。
結局最後まで蕊が見えませんでしたので、完全な八重咲と呼んで差し支えないのだと思います。
ちなみに3日ほど前に開花した二番花。
ネイビーカラーの雄蕊が見えて、八重咲状とは云え「多弁花」と呼ばれる範囲に収まっています。
三番花の蕾も開きそうなので観察してみたところ、花弁の数は先行する花よりも少なめに見えます。
八重咲きの素質ありと云えども、まだ固定できそうな性質では無いようです。
暑さに強い性質のアネモネ・パブニナと云えども昨夏以上の猛暑が予想される今年の夏を乗り切ることができれば、来年もまたワクワクが続くかもしれませんが、東京のマンションにおけるベランダの温熱環境は年々植物にとっての夏越しのハードルが上がって行くことになるでしょう。
この画像が見納めになってしまうかもしれません。
この花と私が元気に来年の春を迎えられたなら、懲りもせずまたここにアップしますのでまた一年後にみに来てやって下さいませ。