かつて銀葉蘇鉄の種子として撒いた実生苗がありました。
レボルタで銀葉なんて聞いたこともないし、第一そんなものがあったらもっと話題になっているはず。
・・・と、疑いながら撒いてみたらやっぱり普通の蘇鉄でした・・・。
・・・というお話は以前もしたと思います。
ここ最近になってこの銀葉蘇鉄の実生苗に気になる点が出てきました。
それは、やけに葉の色が濃いこと。
黒っぽいというかなんというか。
そして、この時期になると寒さのせいか葉が締まり光沢が出てツヤツヤになるんです。
ツヤツヤ自体は普通のレボルタにもあるんですが、葉が黒っぽいからそれが目立つ。
そんな気になる点を踏まえて次の写真をご覧ください。
左が銀葉蘇鉄で、右が普通のレボルタ。
葉が黒っぽいだけではなくて、なんだか葉の間隔が詰まっていてカチッとした締まりのある姿をしています。
ともに同じ環境で実生して栽培管理しています。
これは少し大きめの別の実生苗。
今度は左が普通のレボルタで、右が銀葉蘇鉄の実生苗。
これも上の小さな実生苗同様の印象になっています。
ツヤはどちらもあるのですが、葉の色の印象のせいか、左の銀葉蘇鉄の方が青白く光っているように見える気がしませんか?
最後に温室に置いてある方のレボルタと銀葉蘇鉄。
・・・もうお分かりかと思いますが、左が銀葉蘇鉄です。
何がそんなに違うの?・・・といわれると苦しいところなのですが、実生した3苗すべての葉が同じように詰まって黒っぽくツヤツヤしているんです。
いわゆる銀葉の蘇鉄というのとはかけ離れていますが、こういう特徴をさして銀葉と呼んでいたんじゃないかな~っと、前向きに考えるようになってきました。
数年前に実生した時は、やっぱり騙されたな・・・と思ったものですが、これはこれでとても端正な姿でレボルタの優品だと思えるようになりました・・・というお話。