自閉症スペクトラム障害(ASD)の特徴である、
“症状は発達早期に存在している”(DSM-5より引用)
についてお話していきます。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性は、
生まれつきの脳機能の障害から起こります。
自閉症スペクトラム障害の人は、
生まれたときからその特性を持ち合わせており、
その特性は
生涯にわたって、消えたり、弱くなったり、治ったりすることはありません。
また、生まれつきのものですので、
出生後の養育の仕方や、家庭環境によって起こるものではありません。
妊娠中の環境も
はっきりとした因果関係は証明されていません。
遺伝は多少関係するように言われていますが、
絶対ではありません。
男児に多いと言われていますが、
女児の場合対人トラブルなどが目立ちにくいため、
子ども時代に周囲から気付かれにくいという特徴があります。
大人を対象とした調査では、
男女差はないというデータもあります。
自閉症スペクトラムの原因に関して、
現時点では特定されておらず、
複数の要因が複雑に関与しているのではないかと言われています。
お父さんお母さんのせいではありませんので、
自分を責めたり、育て方について心配しすぎたりしないようにしてくださいね
特性は生涯にわたって持ち続けますが、
小さいときのまま、ということは少ないようです。
こだわり行動は、
成長とともに何にどのようにこだわるかということが
変わっていきます。
対人関係の取り方も変わりませんが、
人間関係の経験を積む中で、ゼロにはなりませんが
困りごとやトラブルは減っていく傾向にあると言われています。
【自閉症スペクトラムに関する記事です】
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