神道のお墓 | 越木岩神社ブログ

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兵庫県西宮市にある「越木岩神社」の日々をブログでお伝えします。

お盆ですので、お墓参りに行かれる方も多いのではないでしょうからぶ②





今日はご存知かもしれませんが、豆知識として「神道のお墓」について書きたいと思いますm(_ _)m




お寺の中にお墓があることはよく見かける光景ですが、神道では神社は神様がお鎮まりになられる「神」の「社」であり、死を穢れとするので(亡くなられた御霊が穢れという意味ではありません)神社の境内にはお墓はありません。





このため、神道の方のお墓は霊園などに建てることが一般的です。ですので、公共の墓地などに神道の方はお墓を建てられますので、霊園で神道のお墓を見ることが出来ます。




では、見分けられるのか!?



 墓の形

神道のお墓は、大きく分けて2通り見られます。

1つは仏教のお墓の形状とほぼ変わらないものですので、見分けがつきません。

もう1つは角柱で、縦長に削られた石の頭部が四角錐状になっている形式です。四角錐の他にも兜巾といい、四方から勾配をつけてなめらかな三角形になっています。



 お墓の標記

神道のお墓では、墓石には「○○家之奥都(津)城」(おくつき)と刻まれいます。

また、神道では戒名はつけません。霊名が用いられます。霊名は姓名の下に「之霊・命・命霊・霊位、大人命(男性)、刀自命(女性)」等をつけます。




 その他

形状の特徴以外では、神道はお線香をあげません。焼香の代わりに玉串を捧げるので、香炉ではなく八足台がついています。




不謹慎ではありますが、神道のお墓を霊園で見付けてみて下さい。