日本農業界のシリコンバレー! | NPO法人農家のこせがれネットワーク

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農業をおもしろくする世代。

みやじです、こんにちは~

8/4~5と、地域交流会in秋田を開催するために
秋田にお邪魔してきました。



交流会の様子は、後日レポートがアップされると思いますので

2日目について。
2日目は、
松橋ファームの松橋君の案内で
三種町と大潟村をまわりました

松橋君は、早稲田大学在学当時に
農業サークルに所属していました。

ヒルズマルシェで実家の米を販売したり、
イベントに参加するなど積極的に活動していました。

大学卒業後も、北海道美唄市のアスパラ農家、
REFARM北海道代表世話人でもある、
うちやま農園の内山さんのところで
アスパラ栽培を学ぶために北海道にわたり、1
年後に就農。
地域で元気に活動をしています。

僕は過去5回、講演で秋田県を訪れていたので今回で6回目。
横手青年会議所の講演でお伺いした際は
ばっちり視察させて頂きましたが、
それ以外の日はとんぼ返りが多く、
なかなか秋田県内をこの目で見る機会が少なかったのです。

まずは、三種町でじゅんさい・あきたこまち・きりたんぽの
生産・
加工・販売をしている安藤食品へ。

三種町は、あのぷるっとした食感がたまらない
「じゅんさい」
の生産日本一です。
日本産のじゅんさいの95%は秋田県産です(
平成18年度)。

交流会にも参加してくれたじゅんさい太郎こと
安藤食品の安藤君と
、じゅんさい次郎の近藤君が
お出迎えしてくれました。


▲じゅんさい沼の前で「NO JUNSAI, NO LIFE.」なふたり

工場をひとしきり見学して、じゅんさいの沼へ向かいました。
じゅんさいを収穫するおばちゃん達にも話を聞きました。
じゅんさいの摘み取り体験もさせて頂きました。

お次は、激うまハム&ソーセージを製造している養豚農家、
かわい農場へ。
おいしさの秘訣は、本場ドイツの技法、
中ヨークシャーの混じった血統で生産した濃厚なお味と
融点の低い
脂身が特徴の豚肉、
白神山地の桜を使用した燻製チップです。


もう、本当においしい☆
最後に記念撮影。川井さん・安藤君・松橋君と一緒に

川井さんのところでお土産を沢山買い込んで、
次なる目的地である大潟村へ松橋君が車を走らせます。
ホテルサンルーラル大潟のレストランでランチです。

▲ホテルサンルーラル大潟のレストランから撮影した大潟村の様子

お相手は、
キクチファームの菊地さん、
黒瀬農舎としてお米の生産と販売を手がける
有限会社ライスロッヂ大潟の黒
瀬さん。

菊地さんは農家のこせがれネットワーク東海・
中部の
中心メンバーで、
上海でもいちごと米を生産する加藤君の
お米生産の師匠にあたる人

僕は菊地さんとは面識はなかったのですが、
農業の記事でご一緒していました。
WEDGE:TPPを恐れない3人の農家

黒瀬さん、超おもしろいです。やり手です☆

おふたりの話を聞いていると、
大潟村というのは日本の農業を語る上で
非常に特異な地域であるこ
とを痛感します。

日本最大の干拓地である大潟村には
全国から起業家精神溢れる農業
者が入植した。
現在の1当たり耕地面積は21haで、
日本における代表的な米の産地

米の直接販売が許されていなかった時代に先駆けて
米の直販を推進
したのも大潟村の農家です。
減反政策に最も反抗したのも大潟村の農家です。

大潟村は米農業の経営のあり方を常にリードしてきました。

大潟村は日本農業界のシリコンバレーです。
フロンティアスピリッツを肌で感じられただけでも、
大潟村に足を運んだ甲斐があったというものです。

住宅の地域、農業倉庫の地域、農地の地域など、
きれいに分かれています。おふたりの倉庫を見学しました。

道の駅に立ち寄った後、黒瀬さんの田んぼを見せていただきました。
大潟村の田んぼは1枚がでかい!
2~2.5haあるそうです。これぞ大潟村の真骨頂。

就農当初の熱い想いを忘れてしまった農家は、
大潟村に足を運ぶといいかもしれない。
農業者の熱い想いを感じるパワースポットだった。