川越style「絵画と着物展」あいアイパーティ NPO法人あいアイ ウェスタ川越 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

貴重な着物コレクションと、着物をテーマに描いた作品の数々。

あいアイの小さな画伯たちが、着物との素敵なコラボレーションを果たしました。

 

2021年4月18日(日)ウエスタ川越2F小ホールにてNPO法人あいアイ主催で開催されたのが、「絵画と着物展」。

2021年4月18日(日)「絵画と着物展」NPO法人あいアイ
<プログラム>
13:00~15:30 前座 川越まちゼミ 「竹取物語」
15:45~16:45 「絵画と着物展」
17:00~18:00 「竹取物語」 NPO法人あいアイの新しい取り組み
■ゲスト:

デヴィ夫人
国会議員 小宮山泰子・神山佐市
川越市長 川合義明
川越市議 伊藤正子
■協力:

100年前の着物10,000枚コレクター伊原恵美子(わらしっこ人形作家)     

女優 磯村みどり
あいアイの小さな画伯(50名)

元宝塚歌劇団 飛翔ひかる
装道・礼法きもの学院 駒井教授

『100年前まで日本で普通に着用されていた着物が今ではヨーロッパからの洋服にとって代わられ、私たちが着用する機会は式典や成人式などの訪問着、夏の浴衣のみとなりました。そして普段着としての着物は歌舞伎や相撲のごく一部にしか通用しなくなっています。
江戸時代から日本画家の多くは着物作家として活躍していました。それにならって障害者である「あいアイの小さな画伯」らも自分の作品を着物型にして発表します。富士山を描く、ツバキの花を描く、各自冬用の作品を用意しました。
また、当日は伊原(いはら)着物コレクションの中から選りすぐりの100年前の着物19点を発表させて頂きます。

婚礼衣装はじめ男物長襦袢(ながじゅばん)など色・形も様々です。それら1枚1枚には図案や絵柄についてのコメントや昔の知恵が記させて頂きました。
舞台演出では宝塚の飛翔ひかるさんが小さな画伯の作品を身にまとうことをイメージしてウォーキング演技を披露、その後を続いて小さな画伯が自分の作品のところまでステージを歩きます。
司会は舞台女優でもある脳障害支援のパイロットクラブ会長磯村みどりさんが担当し、障害者とのかけあいもいたします。東京芸術大学の美大生も交わって演出しますので是非ご覧いただきたいと思います。』

100年前の着物10,000枚コレクター伊原恵美子さんの貴重な着物が、ウェスタ川越小ホールに展示。

着物に合わせ、あいアイの画伯たち50人が各々着物を描いた作品を制作してのコラボレーション。

伝統的な着物に、画伯たちの自由な発想による着物作品が、着物の魅力をさらに広げるようでした。

 

展示した着物について、今回出品したコレクター伊原恵美子さんが説明しました。

 

小ホールロビーでは、あいアイのオリジナル商品や画伯たちのポストカードを販売。

 

川越でお馴染みとなっているあいアイの作品。

 

「着物と絵画展」を主催したのが、NPO法人あいアイ。

あいアイは、2020年6月に川越市的場北に移転オープンしました。

NPO法人あいアイが、活動の一環として立ち上げ運営しているのが、アウトサイダーアート美術館「あいアイ美術館」です。

あいアイ美術館があるのは、東武東上線霞ヶ関駅南口から徒歩8分ほど。

東京国際大学を過ぎ、埼玉りそな銀行手前にあります。

「あいアイ美術館」NPO法人あいアイ
〒350-1102 埼玉県川越市的場北1-17-3

木・金・土・日曜日営業

水曜日は不定期・予約制

10:30~17:30

月火曜日休み
入館料 無料

TEL : 049-277-7872
FAX : 049-277-7873

代表 粟田千恵子

東武東上線霞ヶ関駅から徒歩8分

HP:

http://www.aiai-art.jp/

Facebook:

https://www.facebook.com/Aiaimuseumofart/

 

あいアイ美術館は、あいアイに所属する小さな画伯たちの作品展示の場であり、画伯たちの制作の場所にもなっています。あいアイ全体で100人ほどの画伯がいて、霞ケ関では30人ほどがここで定期的に制作に励んでいます。

■あいアイ美術館
1.小さな画伯たちの「作品常設展示」と季節ごとの「企画展示」
2.作品収集・整理、小さな画伯たちの成長記録作成
3.フエルトペン・書・中国茶芸はじめ、各講座の開催
4.美術鑑賞会、各講演会開催
5.画材紹介コーナー
6.あいアイミュージアムグッズコーナー
7.出張授業、貸し画廊としての提供
8.シアターはじめ懇談交流の場

 

あいアイ美術館は、以前は川越城本丸御殿・三芳野神社近くにあり、郭町で13年運営していました。

 

そして、的場北に移転したあいアイ美術館。

施設内では、小さな画伯たちの作品展示、絵葉書やオリジナル商品として、お茶・中国茶、天然昆布だし、シュガークラフトなどの販売もしています。
シュガークラフトは、あいアイ画伯達の6作品をパッケージにしてハートのイラストの中にはハート型の和三盆を使用したお砂糖が、桜のイラストの中には桜の花びらの型のお砂糖がそれぞれ入っています。

あいアイの中国茶は、中国茶藝師・池内巴里(いけのうち ぱり)さんが厳選した中国花茶をはじめとする日本人による日本人の為の大陸中国茶です。

釣魚台国賓館で茶藝表演を行う池内巴里さん。厳選された中国茶の選別・作業・袋づめ、シール貼りなどをあいアイのメンバーが心をこめて製品化しています。

また、池内巴里のチャイニーズティーセレモニー(中国茶藝表演)の売上金は障害者自立の一助として役立てています。

 

あいアイ美術館を運営するNPO法人あいアイは、障害者の創作活動をサポートし、自立の一助とする活動をしている団体です。

「NPO法人 あいアイ」

http://www.aiai-art.jp/

『NPO法人あいアイは、年齢・性別・国籍そして障害の有無を問わず創造活動し、その成果を障害者の自立の一助とします。創造分野において、障害者、とりわけ知的障害を伴っている小さな画伯たちは、特異な才能を秘めています。現代芸術のいち分野を担うことでしょう。知的障害者の「人間性」のはぐくみは、特異性溢れる想像力を刺激し「アウトサイダー・アート」を開花させます。』


・年齢、性別、国籍、そして、障害の有無を問わず創造活動します。
・2001年に特定非営利活動促進法(NPO法人)を目指します。
・創造活動の成果を障害者の自立の一助とします。
・創造活動として絵画、書道、陶芸、刺繍と縫製、そしてステージとスポーツ活動の5部門の早期継続教育をします。
・障害者の創造大学(芸術・音楽・体育専攻)の設立を目指します。
・障害者の美術館(常設展示並びにアトリエ)設立を目指します。
・創造活動から誕生した知的障害者(児)作品の展覧会、並びに講演会を開催し障害者の特異性である才能あふれる作品紹介につとめます。
・コンピューターを通じインターネットやEメールを駆使したリアルタイムの言語教育に取り組みます。
・創造活動をはじめ5部門から誕生したアーテストの支援をします。
・日本だけの範囲にとどまらず、中国をはじめ世界各国との海外交流を深めます。
・日本文化や伝統を研究継承し、その紹介につとめます。
・健全な食文化を研究し、自然に帰ろうを旨として、毎日の暮らしの中に実践します。
 


代表の粟田さんが障害者問題に関わるきっかけとしてあげるのが、妹の死でした。

「小学校1年の時、はしかで亡くなった。それで大学の時、知的障害の子のところに家庭教師に行き、その子を預かりました。最初はずっと港区で活動していましたが、20年ほど前、岩崎君というよくできる子が川越に引っ越したので私もついてきました。この子は絵がうまく、あの先生のところに行くと絵がうまくなると評判になり、川越に根を張るようになりました」。
 

川越を拠点に「あいアイ美術館」を運営、他にも東京都北区では就労支援B型事業所を運営しています。また、港区、練馬区、狭山市では、講師を派遣して絵画教室も開いています。
粟田さんが指導する講座の他に、多摩美や芸大の学生さんに手伝ってもらっている日もある。
在籍する画伯は、知的障害、精神障害含め、3歳から60代まで100人以上。

油彩、日本画、時には版画、書の場合もあります。

100人いれば100通りやり方が違います。こっちの子には、「もう少していねいに塗りましょうね」。こっちは、「もっと元気にはみ出ることを気にしないで」。また、みんな相棒を作ってやっています。友達が友達を教える。コンビで絵を描く。お互いを教え合う。

■あいアイの歴史
1997年 年齢、性別、国籍、そして、障害の有無を問わず創造活動する自主グループ『あい・アイ・I』(代表・林千恵子)が誕生する。
1999年 NPO法人を目指して、勉強会開始。粟田千恵子(林改姓)はじめ各分野の専門の指導者が中心になり立ち上がる。(勉強会5回開催)
名称『あいアイ』となる。さらに各活動拠点に『あいアイ東京』『あいアイ川越』『あいアイ浦和』の支部が誕生する。
2000年 2月埼玉県大宮市・アルピーノ画廊銀河
4月中国北京市宣武区少年宮
5月東京・銀座桜の木ギャラリーの各所にて展覧会開催
2000年 8月 長野県・長野国際音楽フェスタin上田2000にてバリアフリーアート&コンサート開催
2000年 11月 静岡茶「あいアイ茶」誕生。自然に帰ろうをテーマに食へこだわりの研究
2000年 12月 神奈川・横浜スタジアムにて絵画中心に展覧会と自然に帰ろう販売会開催
2001年 2月 東京・指導者展覧会開催
2001年 3月 静岡・浜松天神蔵ギャラリー「あいアイ創造作品展」開催(3月8日~11日)
2001年 4月 中国北京上海・バリアフリーアート&コンサート開催
埼玉県障害者交流センターにて帰国展開催
東京・新宿駅西口朝日生命ビル地下(動く歩道付近)にて「あいアイ展」作品展示
2001年 5月 東京・新宿駅西口朝日生命ビル地下(動く歩道付近)にて片山子龍と「あいアイ」作品展示
2001年 6月 スイス・アートブリュット美術館(知的障害者美術館)訪問・出品
2001年 7月 北京TV出演記念・スイス報告会・相田大希(あいアイ会員)出版記念パーティー(7月1日)
2001年 8月 長野県・長野国際音楽フェスタにてバリアフリーアート&コンサート開催(8月10・11日)
東京・成増アクトホールにて第36回「東京城北少年少女合唱団定期演奏会」参加(8月24日)
会場壁面にてあいアイ原画作品展示
2001年 9月 埼玉県・川越オアシスにて「あいアイ・大きな原画展」開催(9月18日~24日)
東京・浜松町フェニックスフォトギャラリーにて片山子龍「曙親方きもの展」開催
中国北京市宣武区人民政府協力にて中国茶「あいアイ花茶(ファーチャ)」新発売
中国・北京市倍智中心学校にてあいアイアート教育指導講座開始
2001年 10月 東京・神楽坂「天悦」にて「粟田千恵子個展」(10月7・8日)
2002年 4月 中国・北京「第9回日中交流展」日中子供合作・絵と書展開催
北京参観訪中団派遣(3月31日~4月3日)
4月28日NPO法人あいアイ認可
東京・新宿オペラシティにて「第9回日中交流展」日中子供合作・絵と書の帰国展開催
同会場にて「医療器具にアートを」あいアイ展開催
NPO法人あいアイ承認式典(曙親方も参加してくださいました)
2002年 5月 NPO法人あいアイ 総会

 

障害者が絵で生計を立てる道を切り拓いている面もあるNPO法人あいアイ。
現在、広く飲食事業を手掛ける「際コーポレーション」との連携により、際コーポレーションに就職し、画家として働いている人が現時点で6人います。

「際コーポレーション」

https://kiwa-group.co.jp/

際コーポレーションの店舗の壁に飾る絵の制作やメニュー表に描く絵などのデザインを、6人が担当しています。

障害がありながら画家として独り立ちし、自ら生計を立てるまでになっています。

あいアイとしても、障害者の自立という点で、大きな結果を残しています。

 

 

あいアイ設立を祝して毎年開催されているのが、あいアイパーティー。

2021年4月18日(日)ウェスタ川越小ホール「絵画と着物展」
<プログラム>
13:00~15:30 前座 川越まちゼミ 「竹取物語」
15:45~16:45 「絵画と着物展」
17:00~18:00 「竹取物語」 NPO法人あいアイの新しい取り組み
■ゲスト:

デヴィ夫人
国会議員 小宮山泰子・神山佐市
川越市長 川合義明
川越市議 伊藤正子
■協力:

100年前の着物10,000枚コレクター伊原恵美子(わらしっこ人形作家)     

女優 磯村みどり
あいアイの小さな画伯(50名)

元宝塚歌劇団 飛翔ひかる
装道・礼法きもの学院 駒井教授

 

着物と絵画の展示のみならず、小ホールステージ上では、元宝塚歌劇団の飛翔ひかるさんが着物をまとい、みなを先導してウォーキングパフォーマンス。

飛翔ひかるさんは、川越にある「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」を主宰。

今年も川越市やまぶき会館でミュージカル「ハムレット」の公演を予定しています。

2021年8月6日(金)開演 17:30~
8月17日(土)開演11:30~、16:30~
「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」
Twitter:
https://twitter.com/musicalcostep1
Instagram:
https://www.instagram.com/musicalco.step1/
Facebook:
https://www.facebook.com/step1.hisho

 

ステージ上に登場した画伯たちは、自分で描いた作品の横に座り、それぞれ作品について解説していきました。

 

最後は、ステージ上でゲストの装道・礼法きもの学院 駒井さんと共に一同で舞を踊って盛り上がりました。

 

あいアイでは、今後も様々な活動が目白押しです。

 

障害を持っている人たちの創作活動を支援。

 

画伯たちの作品が、川越から広く発信されていきます。

 

「あいアイ美術館」NPO法人あいアイ
〒350-1102 埼玉県川越市的場北1-17-3

木・金・土・日曜日営業

水曜日は不定期・予約制

10:30~17:30

月火曜日休み
入館料 無料

TEL : 049-277-7872
FAX : 049-277-7873

代表 粟田千恵子

東武東上線霞ヶ関駅から徒歩8分

HP:

http://www.aiai-art.jp/

Facebook:

https://www.facebook.com/Aiaimuseumofart/